【西城秀樹】世界で1番の名場面を歌う「ラストシーン」

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「ラストシーン」

阿久悠・三木たかしコンビの4曲を収録

「ラストシーン」は、1976年12月20日にリリースされた西城秀樹の19枚目のシングルである。秀樹21歳。
作詞:阿久悠 / 作曲・編曲:三木たかし

さて、青年三部作(阿久悠三部作)を歌いこなし、
この『ラストシーン』は秀樹自らが歌うことを希望したという。

青年の一途な愛と
切ない想いを押し殺しながら、それを諌める年上の女性との「ラストシーン」。← @(//_//)@ しかも路上だじょう ← ダジャレ早っ!
… というさり気ない叙情的なワンシーンは、やはり歌ってみたくなるのだろうね。

@(*’ω’*)@ 「ラストシーン」の全歌詞は ↓ こちらからご覧になれます。

饒舌

「ラストシーン」ポスター

さて、この楽曲の難しさは、
通常の楽曲が『僕(俺)』もしくは『私』の一方方向からの想いを歌うのに対し、
別れ際の2人の遣り取りを歌っているという点だ。

歌い手秀樹は、
一途な青年』と、『世の中というものに青年よりも既知である年上の女性』との2人を歌い分けることになる。

編成はストリングス(ポップスの基本奏者に、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、などの弦楽器奏者を加えたチームのこと)に女性合唱団をプラス。
ベースに乗せた穏やかなシンセのメロディに乗って秀樹歌い出し、

【1番 Aメロ】
何年・でも待つよと言ぃったらー
あなたは・さびしく微笑みながーらー
そんなーこーとーをー
したら不幸ーになるーわー
忘れたーほーうーがーいい
と言うー

【1番 Bメロ】
ありがとうー  幸せーだったわー
一緒にー歩けなくぅーて・ごめんなーさーいー

秀樹、柔らかな歌唱であり、
区切りの小節末には綺麗に安定したビブラートを入れて歌う。

… @(//_//)@ って、
愛に一途な青年の発した最初の一言に対し (青文字)
彼女がとにかく饒舌なのである。(オレンジ文字) ← サビまでずっと青年を説得するのよ~

世間を知り、青年の未来を閉ざすまいとする年上の女性の切ない思いやりが彼女に、
青年に対する饒舌な説得を促すのであった。← 辛いわ @( ;∀;)@

そうして2番Bメロの

ありがとうー  幸せーだったわー
できればーもっと早ぁーく逢いたかぁーったー

…… に続く彼女の言葉は、もう無い。
最後に口をついて出た本音の後に、どのような言葉を続ければよいのか。

一方で、分別のある年齢に達した女性にここまで言わせてしまう青年 … 秀樹 … がいる。← 彼女はすごく愛しているのよ秀樹 @( ;∀;)@ 私もよ!← どさくさ

実在の秀樹が醸し出す大人っぽい色気と相まって、
抑えてはいても狂おしい程の別れのクライマックス
となっている。

ラストシーン

切ない表情で歌唱

「ラストシーン」は、
サビで、取り残された青年の佇む姿を歌い上げて
それをラスト (=ラストシーン) とする
ところに
他の楽曲に例を見ない美しさを感じる。
まさしく名場面の登場である。

管楽器とシンセが(レコード盤ではヴァイオリンが)高まりを作りサビ、

【1番 サビ】
暖ーかーいー  春の陽差しのなーかでー
熱があるようにぼーくはー・震えてーたー

【2番 サビ】
賑やかーなー  街の通りのなーかでー
夢を見たようにぼーくはー・泣いていーたー

通りの情景』と『ぼくの心情』との間にあるズレ
青年のあくまで一途で繊細な反応が、
苦い青春の名シーン (ラストシーン) となっている。← 一同ボロ泣きですわ~ @(T_T)@

秀樹の、
絶唱までは持って行かずに歌い上げる大人の歌唱もお見事!

更に、この展開を
マイナーコードではなく
maj7コード(メイジャーセブン:四和音と呼ばれる4つの音を使った和音のうちの1種類)を使い
メジャーな明るい曲調で歌うところが
却って切なさを募らせる
のである。

リアル

外国の青年を思わせる秀樹

この『ラストシーン』は、
西城秀樹との熱愛報道で世間を賑わせた十朱幸代との別れを歌ったものだと勘違いされることがあるが、← この2大スターが路上戦やる訳ないっしょ 

あれは秀樹34歳(1990年)の出来事なので、← あれって何?あれって …
この『ラストシーン』とは全く無関係である。← 嫌だわ感、あらわ過ぎない?私 @( ;∀;)@? ← 狭量な猿め

… が、そう勘違いされる程リアルに仕上がっているとは言える。

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演出

「ラストシーン」はスーツスタイルで歌唱しました

歌番組での演出、演奏なので、
そのパターンは何通りもあるが、
「夜のヒットスタジオ」での以下の演出が心に残っている。

路上でのお別れなので、
歌い始めからそよそよと風が吹いて
秀樹のフッサフサの髪をなびかせている。

サビに絡むトランペットが秀逸で、

賑やかーなー(パッ)  街の通りのなーかでー(パパッパ・パッ)
夢を見たようにぼーくはー・泣いていーたー

と歯切れよく別れを演出する。
…… とそこで、風がやや強めに吹いて来るのも良い。
歌に入り込んだ秀樹が、
諦めるようにうつむいて首を横に振り、
サビに突入して行く姿は更に・もっと・世界で1番・良い!← 堪らない!私達の秀樹! @( ;∀;)@ 大好きです!

ラストシーン」は
路上 ・春 ・不思議な穏やかさ
と3つの要素が揃った名シーン
を展開し、
秀樹は名歌唱で、それを再現するのであった。

@(//_//)@ それではレディ?イエ〜イ!← 変なノリ (笑)
↓ 2:45~の秀樹の首振りシーンをご堪能ください~♡

ディナーショー風のピアノのアレンジに乗せて歌う秀樹をご覧くださいませ♫
より丁寧に歌う秀樹が印象的です。

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