世界で1番カッコいい都会の男【西城秀樹のシティポップ『哀しみのStill』】

わ~、以前私、「ニューミュージックとシティポップは大差ない」なんて書いたのですけれど~、やっぱ「シティポップ」はビル街を行き来する男女を強く感じさせますね。という訳で『哀しみのStill』です。

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目次

『哀しみのStill』

アルバム『HIDEKI SAIJO 80’s』

『哀しみのStill』は、西城秀樹の46枚目 (独立後3枚目) のシングル。
1983年9月15日にRCAから発売された。
秀樹28歳。

作詞:森田由美
作曲:後藤次利 ← 高橋幸宏、高中正義、矢沢永吉らと組んだ後、作曲家へと~

なんかね~、独立後は秀樹が大好きなハードロック(HR) とアダルト・オリエンタル・ロック(AOR:ムーディなメロディラインが歌唱曲に近い) とを交互にシングルカットしてくれたら良かったな~、なんて今になって思ってしまうが。

しかしそれは結果論だ。← 実は猿が聴きたいだけだと思うが…… @(゚∀゚)@◜゜

世界の音楽シーン

前年の1982年12月には、いよいよマイケル・ジャクソン(24歳)が、ソロアルバムとなる『スリラー』をリリース
世界はキング・オブ・ポップ率いる、より洗練されたポピュラー音楽の時代に突入した。← たのきん吹っ飛んだよね~ @( ;∀;)@

ワールドワイドな音楽と言えば「ロック」だと思っていた昭和世代も吹っ飛んだのであった。

何より秀樹は世界の音楽シーンに敏いので、2曲続けてロックとは行かないかな?…… ということでシティポップ

『哀しみのStill』の全歌詞はこちら ↓ です @(*^_^*)@

シティポップ

イントロ

1983年 第10回武道館リサイタルポスター

『哀しみのStill』と言えば、トランペット。← 私、サックスかと思っちゃった~
いやいや、アルトサックスか?と思うほど、膨らみのあるダンディな音をたっぷり聴かせてくるイントロなのだ。

パーパー⤴パラパパッパー パララパーパ―⤴
パーパー⤴パラパパッパー パララパーパ―パー⤴パ

この「パーパ―パー⤴パの跳ね上りがドラマチックで、この後絶対ドラマのタイトルロールが来るでしょ⁉と思わせる。← 秀樹主演のトレンディドラマも有りだったかも~ @(/ω\)@ ← なぜ気づかなかったんだー!

シャレオツな歌詞

1983年 第10回武道館リサイタルパンフレット

【1番 Aメロ】
ガラス―で作らーれたー 街はなにもかーもぉがぁ
透・け・て―見ーえる
おまえのーそのー腕でー隠すー胸の・う・ち・さ・え・

ガラス張りのビルは中身を透かす。
街はなにもかーもぉがぁ」の「もぉ」で跳ね上がる秀樹の歌声が、スマートで洗練されているんだよね。

都会の男には、女の心もガラス張りに透けて見える。
おまえのー」から続く「胸の・う・ち・さ・え・」のスタッカートが、メロディに乗って小気味よく、まさしく都会のリズム

なんてシャレオツなんだー!←♪ああ、東京砂漠ー♪とはえらい違い~ @( ;∀;)@

ハイウエー歌唱

1983年3月11日発売『オリコン』

「ハイウエー歌唱」とは、都会的なスピード感を持った歌唱のことだ。@(-_-)@b ← この猿が作りました;

シティポップだかんね、ヘッドライトが流れる都会のハイウエーを思い起こさせるような歌唱じゃなきゃ。← 渋滞はあかん
…… と、『哀しみのStill』は、Bメロで更に加速するのだよ~

【1番 Bメロ】
細過ぎるぅ・ヒールだけぇ こぉころを支えて―
誰にぃまた・よりかかるぅ・レィディィィィィ

この洗練されたリズム、隙のなさが都会なんだよ。

レィディィィィィ」のカッコいいビブラートの後、一拍置いて、「ダ・ダン」とドラム。← この位にキメられなきゃ、都会には住めんぞ @(-_-)@b ← 口から出まかせですから

歌詞で指摘するなら「細過ぎるヒール」だね。
相手はいい女だ。

強気な男

『哀しみのStill』歌唱シーン

秀樹は『ボタンをはずせ』や『ブーツを脱いで朝食を』など一連の楽曲で、女性の持つ抵抗感を吹っ飛ばす「情熱的な男」をワイルドに歌ってきた。

それが今回は都会に暮らす(← 都会、何回言った?@(//_//;)@)、「強気な男」なのだ。
「強気な男」は駆け引き上手だからね ← ヒー!身悶えしそう~

【サビ】
眼だけで伝えたいのか・言葉にしないさ・よなら・
アー まぁた会いたいと・言え・よー
おまえの心にかけた・呼びだしベルがひ・びいて・
アー やぁがて受話器を・落と・すーーーー

オーマイガッ @(||▭||;)@!
さよなら」を「」で「伝え」て来る女に対して「また会いたいと言えよ」の命令調。← 秀樹、いつからこんな子になったのー⁉
女は心の「受話器を落とす」← 男に陥落だよね~ @(||▭||;)@

答・えの・ない・迷・いーーーーー ユスティルラヴミー

都会に住む人間の心理状況は常に「答えのない迷い」ですから……

因みに2番では「女の翼をちぎり、(俺から)飛べ立たせ(ない)」ようにします。← いつからこんな子に……;

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シティな男女

1983(昭和58)年 第34回NHK紅白歌合戦にも出場

秀樹が歌うシティな男女は、どうしてこんなにかっこいいのだ。

男女のヒリヒリする遣り取りに痺れてしまう。

強気な男 (=秀樹) に翼をもがれてしまいたいとまで思っちゃう歌いぶりじゃないかー!

恐ろしいことに、『哀しみのStill』を歌うトレンディな秀樹が、この世のものとは思えない程にかっこいいんだよ。メロメロメロメロ~ @(♡∀♡)@

…… という訳で、私、『哀しみのStill』大好きです!← 妄想のStillになっちゃう!

それでは行きましょう。西城秀樹で『哀しみのStill』です。どうぞっ!

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