高齢者に胃瘻を設置することで、「寝たきり状態でも延命をするのか」とか「喉・口・唇の乾き」等、様々な辛さや問題が起こってきます。今回は胃瘻に移行しないで済むように試みた中で知ることのできた、現実と手がかりとをお話します。
病院に高齢者を入院させた場合、病気の治療と並行して、延命治療も行われがちです。
高齢者の場合、生命維持の機能がすぐに衰えてしまうので、そうなってしまうんだね。
元主治医や包括支援センターにアドバイスを求めます
「胃瘻造設(経鼻経管栄養)」をしないで済む、その手がかりは、以下のところで聞いてみましょう。
元主治医等・包括支援センターにありのままの気持ちと状態とを伝えます
病院では「生命維持」が大原則です。
ですから、病気の治療を行いながら、それと並行して「延命治療」が行われる傾向にあります。
また、延命治療を始めた際に、それをどこでストップするか(できるのか)、の法制上の明確な表記は現在ありません。
要介護者の状態を見、「延命治療」を止めたいのだけれど、お医者様はストップしてくださらない。
こうした状況にある「要介護者」と「介護者」は大勢います。
こうした時、
要介護者・介護者・(医師)の苦悩は非常に大きいものです
蛇の道は蛇です
苦しい状況に陥った時には、このことわざを思い出しましょう@( ;∀;)@
蛇の道は蛇です
上記したような、医療の専門家・介護の専門家のお知恵を拝借することです。
それぞれのケースに添った対応を教えていただけるかもしれません
【経緯】
母は、「経鼻経管栄養」まで延命治療が進んでいます。
しかし母は元気だった頃に、「胃瘻はやりたくない」旨、意思表示をしています。
そこで、母を在宅で介護していた時に主治医でいらした先生にご相談してみました。
【結果】
先生からは、「経鼻経管栄養」から、その前段階である「点滴による栄養摂取」に戻していただける病院を紹介していただけました。
その病院では母の状態を見つつ、「点滴による栄養摂取」の次の段階は、「経鼻経管栄養」ではなく「皮下注射」に進むそうです。(看取りに進みます)
※ このような病院はごく少数です。この病院は、「包括支援病棟」を持っています。
病院 ア・ラ・カルト
母が現在入院している病院の先生は、「胃瘻への移行」を主軸としていらっしゃいます。
母にも1回胃瘻のお話が出たのですけれど、ソーシャルさんを交えて話し合いを持ち、家族で拒否をしました。
先生は家族の意向を受け、「経鼻経管栄養」での治療を続けてくださっています。
しかしそれ以降先生は、廊下でお会いしても、挨拶をしてくださらなくなりました ← 多分気のせい @( ;∀;)@
一緒にエレベーターに乗り合わせ2人っきりになっても、黙って挨拶してくださいませ~ん ← 絶対に気のせい、気にし過ぎ~ @( ;∀;)@
母と同室の方々は皆さま胃瘻です。
皆さま声も発せず身動きひとつされません。
私はちょっと辛いです。
ま、気に病んでも仕方ありません。
こういうことは病院ではよくあることなので、サラッとかわし落ち込まないようにしましょー
マスメディアの報道と現実との相違
マスメディアの偏った伝え方は、以下のような誤解を生みました。
- 「延命治療」を行うかいなかの選択肢は、それを行われる本人に委ねられ、本人の意思は、必ず守られる
しかし、現実世界での病院の状態は、上記とは異なっています。
- 病院での「延命治療」を、開始の段階で拒否することは難しい ← 家族と医師のやり取りにより判断
- 「延命治療」を途中で止めることは不可能に近い ← 医師の判断
つまり
状況によっては、「延命治療の拒否」というリビング・ウィルが通らない
…… ということになります。
しかし!それでも!「リビング・ウィル」は自分の望む通りにしっかりと書きましょう。
あなたの周囲の方々が、あなたの「リビング・ウィル」を守るために、全力を尽くしてくれることをお約束します!← そうしてお手数ですが、このブログを最初から再びお読みくださいませ。きっとそこに、お役に立てる情報がある筈です。
★ 病院で「胃瘻を始めとした延命治療を拒否することの難しさ」はこちら ↓ に書いてあります @(>_<)@
★ 延命治療はどのように進んでいくのか、折々の問題点などはこちら ↓ に書いてあります @(._.)@
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