【西城秀樹】が歌う逸脱のエロティシズム「ブーツをぬいで朝食を」

いやぁ、遂に出ますぞ、「秀樹ファルセット」。悩まし気なあなたを、更に上回る悩ましさで誘う秀樹。軽いめまいを感じながら聞き入りましょう!

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目次

「ブーツをぬいで朝食を」

「ブーツをぬいで朝食を」は、1978年1月1日に発売された、西城秀樹23枚目のシングルである。
秀樹22歳。

作詞:阿久悠 / 作曲:大野克夫 / 編曲:萩田光雄

この題名は、オードリー・ヘップバーンの代表作である映画「ティファニーで朝食を」をもじって付けた、という。

……ということで、まずは題名ありき、で、歌詞・内容詳細はその後、という可能性もなきにしもあらず。← 阿久悠に怖いものなし @(||_||)@

作曲は、三木たかしから大野克夫へとバトンタッチ。
大野克夫は、本作「ブーツをぬいで朝食を」と、続く「あなたと愛のために(1978年3月5日リリース)」とを作曲し、いわばワンポイント登板となっている。

また大野克夫は同時期に、沢田研二の「勝手にしやがれ(1977年5月21日リリース)」「憎みきれないろくでなし(1977年9月5日)」「サムライ(1978年1月21日)」の作曲も手掛けている。

この為、当時最も絶好調だったのは、秀樹かジュリーか、実は大野克夫自身だったんじゃないか?というややこしい事態を引き起こしてもいるのだった …… (笑)

本作の特徴は、秀樹にしてはやや高めのメロディラインで作曲されていることだ。

★『ブーツをぬいで朝食を』の全歌詞はこちら ↓ からご覧になれます。

セクシーファルセット

さて、

【前奏】
シンセサイザーが、ッチャーン、ッチャーンのリズムを打ち込む中、
2本のギターがメロウなメロディを奏で始め、
タターン、タ、タターン、タ、タン( ← 大野克夫の得意とするリズム、曲中でも繰り返し出現~)
で、秀樹歌い出し、

【1番 Aメロ】
帰らなーきゃ・いけなーいーと・
それがあーなたーの口ー癖
熱くなーる・この僕ーを・
まるで
焦ーらすーよう

焦ーらすーようから、秀樹にしか出せない声色のセクシィファルセット。

続けて

【1番 Bメロ】
そーのー気ーもなーしに
髪をなぜーてー
そーのー気ーもなーしに・
ルゥージュなおーすー

そーのー気ーもなーしにの連続ファルセットが、艶っぽく彼女の様子を再現して行く。

男女の歌い分けをフルオートチェンジでできる秀樹の強みを生かし、Aメロから色っぽさ全開で来る秀樹。← 君は耐えられるのかっ @(//_//)@ ⁉︎ ← 大喜び

状況

【2番 Aメロ】
夜明けまーで・踊るのーも・
悪いこーとでーはなーいーけど
爽やかーな・陽がさせーば・
キスをしーておーくれー

【2番 Bメロ】
ブーツを脱ーいで・
白い部屋ーへー
ブーツを脱ーいで・
ふたりだけーのーぉ・朝食ー

来た来た来たっ!
更なるエロティシズムを増してアダルティーな世界へと〜 @(//_//)@ ← 意味分かってる?

さて、当時はバブルの真っ盛りじゃよ @(◦∀◦)@ ← 抜け殻
ワシらが当時、どのように暮らしていたかというと、じゃ @( °∀°)@ ← 昔語り

映画「サタデー・ナイト・フィーバー」が世界的な大ヒットをかっ飛ばしたのが、「ブーツをぬいで朝食を」がリリースされる前年の1977年。
映画中で使われた「Night Fever 恋のナイト・フィーバー」や「Stayin’ Alive ステイン・アライヴ」(by Bee Gees ビー・ジーズ ) が大ヒット!

その前々年の大ヒット曲「Dancing Queen」(by ABBA アバ) が巻き起こしたディスコブームを引き継ぎ、最盛期が到来

夜通し踊りまくって過ごすのが、私達のスタンダードだった。@( °∀°)@ ← この人は完全に乗り遅れていました(笑)

そうしてこの頃ファッション界で流行っていたのが、
ロングブーツ。(…… と来たもんだ @(//_//)@b)

つまりっ!上記歌詞は、
ヒールの高いおしゃれなブーツで夜通し踊り明かした彼女が、
帰宅を気にするのを素敵なホテルの「白い部屋」に誘い、
「ブーツをぬいで」リラックスしながら「朝食を」ーと。

もう彼女は羽目を外しすぎちゃっているのだけれど、帰り難い気持ちでもいるのである。← バブリーよ~、危険よ~、私は無縁よ~ @( °∀°)@ ← 余計

白昼

「ブーツをぬいで朝食(を)」が終われば、時間は徐々に昼へと移行していく。
白昼の時間帯がやって来るわけだ。


「白昼」とは
✅「白昼」とは、日の出から日没までの、屋外が明るい時間帯のことをいう。
✅「白昼にさらされる」〔慣用句〕とは、知られたくない話(ものごと)を公にされること。

対して、
✅「白昼堂々と」〔四字熟語〕は、臆せずものごとを執り行うことで、けれんみのなさ(=ごまかしのなさ)をも感じさせる態度・様子。
✅「白昼夢」〔三字熟語〕は、昼間に見る夢。転じて、非現実的な状態

「ブーツをぬいで朝食を」取ったその後は ……

【1番 Bメロ】
愛するーために回ーり道などよーそうー
互いにー欲しいものーを求めーてー

で、声の張りとファルセット来ますよ〜
腰を振りながら手の平をリズミカルに回して ← 悩まし過ぎない~ @(//_//)@?

【2番 サビ】
あーとーは流れ行くーとーきのままに任ーせー
波間にー揺れているー・船ーのーようにー
← 「Water」が出てきたらそれは「Sex」を表すととおっしゃったのはフロイトですわ

お互いに時の流れに任せて愛し合いました …… とさ。@(//_//)@ ヒャア〜 ← 何この反応(笑)

上記、「白昼」に関して、多くの単語や用例を上げたが、
お陽様が出ている時間帯は明確な行動規範を持つ時間帯」なだけに、
その時間帯に、行動規範から逸脱した行為をすること」は、
非常に意識的であり、背徳であり、甘美である、ということだ。← バブリーチック

ハスキーを利かせたセクシィな秀樹の歌声と相まって、この楽曲は熱烈に支持され 、20万枚越えのセールスを記録。
「ザ・ベストテン」(TBS系)第1位に輝いた。

ライターを使った演出

秀樹は「ブーツをぬいで朝食を」の歌唱中、小道具として「ライター」を使用していた。

悩ましいイントロとともに、照明を落としたスタジオにて左手でライターを持ち、右頬あたりにかざして着火。

中腰姿勢になり、火のついたライターを左から右へゆっくりと移動させた。

上記明るい陽の中で行われる行為と対峙するような、前夜の揺らめく心の炎の演出は、絶妙な伏線となり抑えきれない白昼の行為へと発展して行く ……
という魅惑の演出だった。

何よりライターの炎が映し出す、思いつめたような真剣な秀樹の表情と動作とが抜群にカッコよかった。

しかし、ここでアクシデントが起こってしまう。
子どもらがそれを真似し、火災が起こってしまったのだ。

それを受けて秀樹は、この「ライターによる演出」を急遽取り止める。

西城秀樹(本人)が番組中に、
「良い子のみんなは、絶対真似しないでください。僕ももうライターは使いません」と、目を潤ませながら訴える場面も出現した。← カッコいい秀樹を、何でもかんでも真似したがる、私達こそいけませんでした!@(;_;)@

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真似のできない秀樹

一方で、

【2番 Bメロ】
ブーツを脱ーいでー  白い部屋ーでー

の歌唱時に、秀樹が低い姿勢から長い右脚をスラッと伸ばす振り付けは、どのちびっ子達も寸足らずとなり真似が出来ず(笑)

唇を噛み締めながら改めて、秀樹の群を抜いたカッコよさを痛感するのみの結果となった(爆笑❗️)

@(*^_^*)@ さあ、様々な話題を呼んだ名曲、行きましょう!
要所要所に来るアレンジもカッコいいよ〜♩

↓ やっぱり秀樹ったら脚が長いわver.

↓『THE 50 HIDEKI SAIJO song of memories』の中に収められている、イケおじ秀樹が歌う『ブーツをぬいで朝食を』です。2:36~始まりますよ!

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