9月20日から3日間に渡って行われたアンコール祭りでは、1975年9月25日にオンエアされた 日本テレビ「木曜スペシャル『西城秀樹・日本縦断~20才の絶唱~』」が上映された。
経緯
@(T-T)@ ← いくつになっても実家暮らしの猿
@(T∀T)@ ふははははは!実家暮らしの強みは、子どもの頃からのものが物置にたんまりと残っている!ということだー!← NO!断捨離。終活。エトセトラ~
実は私よりも余程時流に乗ることができ賢い姉が、カセットテープに「木曜スペシャル『西城秀樹・日本縦断~20才の絶唱~』」を録音していたのだよ~ ← 音は悪いわ、映像は無いわ、のしろものだけれどね~
厳密にいえば姉のものだが、今となっては実家で生き長らえた私のもの。はっはっはー!
もちろんカセットテープレコーダーも”当たり前だ”にある我が家。← 漂う昭和臭 @(>∀<)@
西城秀樹オフィシャルさま、関係各所さまの手によって木スぺの映像を初めて目にすることができ(← 当時見た筈が記憶から消え失せました@(◦∀◦)@)、我が家のカセットテープの内容も解き明かされることとなりました。本当にどうもありがとうございます @(_ _)@ 来年も何か解き明かしてください……取り敢えず円盤発売希望…ブツブツ
ナレーション
正味1時間程の木曜スペシャルの全編を貫くのが、THE 昭和なナレーションだ。
活舌が良く中音域の男性による、いわゆる名調子というやつだ。
当時は歌のイントロいっぱいに名調子のナレーションを入れ、途切れたところで絶妙に歌が始まる、という手法が流行っていた。
…… ということで、丁寧に分かり易く説明される一方で、ややうるさい。← @( ;∀;)@ ひどい感想!
因みに、「木曜スペシャル『西城秀樹・日本縦断~20才の絶唱~』」の出だしのナレーションを書き起こしてみるとこうなる。
西城秀樹、本名木本龍雄広島生まれ、20歳、歌手。
この夏一度しかない二十歳の青春を日本縦断コンサートに賭けてみようと思った。そして彼は行動に移った。
若さをぶつけて、そして西城秀樹の存在を訴えて、その願いを日本で一番高い山、富士山と対決することで叶えようと思った。昭和50(1975)年7月20日、日本縦断は富士山麓に特設された35メータークレーン上で開始された。北は北海道から南は沖縄まで。
どこまで歌の世界に挑戦できるか、どこまでみんなが歌手としての自分を認めてくれるか、それに賭けてみようと思った。
約100日、延べ15万人を動員したという。
これは西城秀樹二十歳青春の記録である。
↑ 結構重要なことを語っていらっしゃるので、太字にしておきました~ @(//∀//)@
合宿風景
7月7日から6日間に渡り行われた合宿の映像には、Tシャツとチューリップハット姿の秀樹が~。
『瞳の面影』を練習している。
ヒデキ) もお一度ーーー♪(ハア・ため息)
まずは歌詞を覚えるのが相当大変だったようだ。← 半分は初出の洋楽だものね~
また以下のようなナレーションも入っている。← 詳細に説明 @(//∀//)@
歌は覚えた。しかし、自分のものとして歌える自信はまだなかった。
姉所有のカセットテープより引用
札幌公演
7月26日、札幌厚生年金会館での最後のリハーサルが始まる。
ここで印象に残ったのは、コーラスの『くるくる』に秀樹が、フランクに歌唱のアドバイスをしているところだ。
ヒデキ)あの、小さい声でやらないとって割と意識してるじゃない?あんまり意識しないで、ただ普通に「どんなにー♪」、そのほうがね、音程がパッと出るよ。
今のだとこういうふうになっているから、「どんなにー♪」。
で、普通に出した方がいい、あれは。
さらに、音声か何かの担当者に、
ヒデキ)あのさ、どうしようか、マイク一応全部入れといてくれる?どうなるか分からないから、本番は。
ヒデキ)あー、もう疲れた。ハア。な~んともうリハーサルで疲れちゃったよ。フウ~
秀樹が誰よりも音楽というものをよく知っていること、そうしてステージを良くするためのアドバイスや提案を、ごく自然に口にしていること、には改めて驚かされた。
最後の「疲れちゃったよ」は楽屋に戻って来てから、周囲を和ませるようにおどけた口調で言っている。
セットリスト (セトリ) 1
ステージ開始
(コーラス)笑って―秀樹・笑って―秀樹♪
夜空を模したステージ中央上方から下りてくる秀樹は、ピンクのラメのジャンプスーツに羽の付いたハットを被ってニーハイブーツを履いている。← ニーハイのヒデキが来た―@(*ノωノ)@――@(♡_♡)@―→ グサリッ!
『ブローアップ・マン』
『激しい恋』
『Heartbreaker ハート・ブレーカー』
終演後の楽屋でおどける秀樹
ヒデキ)ハア、長いよ。オレ疲れちゃう~。ハア、ちょおっとカットして貰お。
↑ ああ〜、思わず笑っちゃう!
このお茶目な秀樹が愛おしい〜。
いたずらっぽい目をするのよ〜。
声のトーンとか間の取り方とか、抜群に話上手である秀樹のその片鱗が窺える。
続いて、BGM『ファンキー・モンキー・ベイビー』が流れ…… ← この時に流された映像が早くも思い出せません…… @(||_||;)@ ←嘘っ⁉
次の公演場所に移り、
『傷だらけのローラ(仏語ver.)』ラストのローラ連呼は改めて凄い!
『この愛の終わるとき』死ぬまで~♪。花道をふんだんに使い、ミュージカル風。大作を歌うねぇ~
広島駅でのファンの待ち伏せ
ここで、有名な胸熱シーンが来るんだよね。
母のいる広島で滞在すると、気が緩んで甘えてしまう、ということを危惧した秀樹が予定を1日早め、最終の新幹線で広島を発ってしまうのだ。
もちろん、上記事情は関係者のみぞ知る極秘情報。
ところが何かを嗅ぎ付けたファンの女の子たちが、広島駅で秀樹を待っていたのだ!← 嗅覚凄すぎやん――!@( ;∀;)@ ← ひがんでいます(笑;)
記者)勘で?
ファン)そう。あかんかったらこのままで帰る
フ)今ね、時刻表とかね、飛行機とか、飛行機無いなぁったらもう新幹線しかないなぁ、って相談したねん。一か八か賭けたらねぇ、諦めがつくし。
取)もしこれ乗らなかったらどうする?
フ)ん?もしこれ乗らんかったら、待っとって、明日またね、朝ね、新幹線の駅で待っとこうかな。
取)きょう、これ(秀樹が)乗ったら?
フ)じゃあ明日福岡見て、あさって鹿児島見てね。一応鹿児島までで、もしかして宮﨑ね行くかもしれないけれど。お金無くなったら帰るねん。こんなことができんのは一生一遍やしね。
(笛ピーピー鳴って秀樹登場)← 良かったね!
昭和風のワンピースに麦藁帽子でおしゃれした女の子たちが~、あ゛あ゛あ゛ー! ←断末魔の叫び
怪我
舞台に全力投球する余り怪我も多い秀樹。
福岡公演で怪我をしてしまう。
ヒデキ)ん、イヤ~、おはよ。ヒッヒッヒッヒ。わしは眠いんだ。(← 寝起きで語る秀樹 @(||∀||;)@)
見てくれよ~これ。怪我しちゃった。ステージで怪我したの。ねえ、寝てる間にうずくんだから。これホント深いんだから。
ハアーーーよし。ちゃん・ちゃちゃーん。(←ここから左足の人差し指に巻いた包帯を取り始めます @(||_||)@) 一針、二針、三針縫ってます。これは痛……あ、だいぶ治って来た。
怪我をした際の詳細は、姫香さん所蔵の資料に掲載されていた。(姫香さん、いつも大変ありがとうございます @(_ _)@゛)
最後はステージの前いっぱいまで出て「みなさん、今日はありがとう!」とアピール。その瞬間、舞台を照らすフットライトの金具に、ヒデキの足がさわった。
1975年『週刊明星』8月24日号より引用 X:姫香さん所蔵です!
ぐらっとのめりバランスを崩したヒデキの方へ、かぶりつきのファンが、ワッと手をのばす。つかまった。引っ張られた。その途端、秀樹の足指は照明器具に、がっと食い込んだがどうしようもない。
やっとファンの手を振り払い、幕はするすると下りた。ヒデキはうずくまって動かない。
しかし、「……あ、だいぶ治って来た」が秀樹らしいんだよね~
この後、釣りをしたり、同窓生と集ったり、母校を訪ねたり、広大な大地をバイクで疾走したり(BGMは『セクシー・ロックンローラー』)といった元気な姿が続きます。← バイクでのベストはだけて上半身見せは、まさにワイルドな20才 @(♡_♡)@ ジュルリ
セットリスト2
ナレーション。
昭和47年3月25日、デビュー曲発売、売れ行き伸びず。
姉所有のカセットテープより引用
同年8月5日、『恋の約束』鳴かず飛ばず。
同年11月25日、『チャンスは一度』伸び悩み。
48年2月25日、『青春に賭けよう』発売、これまた伸び悩み。
しかし秀樹はくじけなかった。そうしてデビューから1年、この曲が大ヒット!
↑ 上記、ZEPPでヒデ友さま方と一緒に聞いたら、ホントに面白かった。← 秀樹、ごめん~
『情熱の嵐』
ゆくぞー!(オー!)
情熱の・あらしー!
♪うっ…、うっ…、うっ…、
泣いたよ~ぼろ鳴きだよ~ブロウアップの『情熱の嵐』がMY BESTだからです~
身に付けたラメの長手袋も、ファンの投げた紙テープをくるっと身体に巻き付ける姿も、くねり落ち歌唱も、何もかもがいい!
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セットリスト3 (in 大阪球場)
8月24日、大阪球場。
『至上の愛』
リリースしたばっかりなんだよね。
大阪球場では、ステージに設けられた傾斜の床部分に網状のものが張ってある。← 秀樹が足の指をひっかけそうな気がしてハラハラしてしまった、福岡公演トラウマ猿 @(||_||)@
『愛の十字架』←『ちぎれた愛』はこないのかー!←来たらまた泣く←泣くポイントズレてますか @(?_?)@
♪し・や・わ・せ♪を堪能
秀樹の腰回しが~♡
思ったよりロックっていうか、この歌はロックでしょ?
『この愛のときめき』セリフ付き ← 今・ここで・愛されたい!
秀樹のヒャッホーイ!は最高だ。
『明日への愛』← こういう感じの歌が来るともう…… ← @(T_T)@ 終わっちゃイヤ
『グッド・バイ・ガールズ』← とどめが来たかぁぁぁ
♪さあ、みんなで涙なんかふいてさあ、みんなで手拍子 別れもまた楽し♪
ワンモアタイム、もっと大きく
ヒデキ)正直言って、キツカッタですね。でもこういうキツさだったら、いくら味わってもいいと思います。こんな大きなコンサートができて、歌手としてホントに幸せだと思います。こういうコンサートができたのも、ぼくひとりの力じゃなくファンのみなさん、スタッフのみなさんのおかげだと思っています。これからも、また大きなコンサートをやるとしたら、また一歩進んだ大人としてのコンサートをやりたいと考えています。
イエ―(イエ―)
イエ―(イエ―)
イエイエ―(イエイエ―)
ア゛―――――――ウ゛!← 世界に轟き渡る秀樹の凄いシャウト
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