【西城秀樹】秀樹という郷愁を感じる『遥かなる恋人へ』

秀樹の暖かい歌声と優しく素直な人柄が郷愁を誘う『遥かなる恋人へ』。太田裕美『木綿のハンカチーフ』のアンサーソングとなっていることにも注目です。

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目次

『遥かなる恋人へ』

『遙かなる恋人へ』は、1978年11月25日にリリースされた西城秀樹の27枚目のシングルである。
秀樹23歳。

作詞:竜真知子 / 作曲・編曲:馬飼野康二

馬飼野康二は秀樹の初期楽曲を手掛け、劇場型歌唱で絶唱する秀樹の原形を作った人物である。

この2曲前の『炎』から再登場し、『ブルースカイ ブルー』、そして本曲へと繋げている。← 秀樹歌唱を引き出し、引き立てるのがうまいのは、絶対馬飼野康二 @(^_^)@

ところでこの曲は、作詞・作曲を依頼する時点で、太田裕美の『木綿のハンカチーフ』のアンサーソングのような気持ちで(作って欲しい)
 … という案が提示されていた。(西城秀樹公式サイトより)

『木綿のハンカチーフ』は、遡ること3年前の1975年12月21日に発売された。
累計売り上げ150万枚を誇る、太田裕美最大のヒット曲である。

『木綿のハンカチーフ』

『木綿のハンカチーフ』は、作詞:松本隆 / 作曲:筒美京平 によるものである。← ギャー!売れっ子2人組

カントリーな曲調。

4番からなるこの楽曲は、田舎で一緒に過ごした恋人の彼を、都会へ送り出すところから始まる。
上京するにあたっても、上京してからも、彼女への贈り物を探そうと心がける優しい彼氏。
しかし、次第に都会の華やかさと楽しさに心を奪われて、彼女を忘れてしまう。

一方で、まるで変わることのない素朴な彼女。
彼の言葉にも何も欲しがることがなかった彼女が、最後の贈り物として彼に頼んだものは、
「涙を拭く木綿のハンカチーフ」だった。

@(T_T)@ ダーッ!続き作って ← だから作ったんだよ~

因みに、主人公の「おとなしく耐えて待つ田舎の女の子」には、松本隆の理想の女性像が反映されている。← なんだか意外~ @(;・∀・)@

それでは先ずは、太田裕美ちゃん『木綿のハンカチーフ』です。
どうぞ @(//_//)@/ ← 珍しいことやるね〜 ← 好き

@(//_//)@ 『木綿のハンカチーフ』をリリースした時、太田裕美ちゃんは21歳でした~可愛い~

アンサーソング ← 秀樹頑張って @(>人<)@

秀樹が歌うのは、『遥かなる恋人へ』だ。
『若き獅子たち』『ラスト・シーン』『ブルースカイ・ブルー』に続くバラードである。

芳野藤丸によるギターの旋律が秀逸で、望郷の念に胸が熱くなるイントロ

それをしっかりと支えるストリングスもいい。

この曲の、望郷を誘う旋律は素晴らしく、芳野藤丸のギターが出れば、ストリングスがそれを支え、ストリングスが出れば、ギターが要所で味を利かす。

演奏のハーモニーも抜群の1曲である。

★『遥かなる恋人へ』全歌詞はこちらから ↓ ご覧になれます。

Aメロ

【1番 Aメロ】
みーなーみの風が 雪をとかす頃
あなたのー街へと 帰ぇってゆきたい
とーおーい故郷に 残した恋人
あなたは 待ぁってて くれるーだろうかー

遠距離恋愛に耐えた彼女に馳せる秀樹の歌声が、思い遣りに満ちてこの上なく優しい

耐えたのは彼女だけではなく、彼もである。

「雪解けの頃 = 新年度には帰省する」ということは、都会はもう引き上げるということだ。

サビ

ここでバンッとキーが上がって、胸に響くサビが来る。

【サビ】
こごえたむーねにー 今よみがえるイン・マイ・ハート
まぶしいあなたのあーいー 忘れた日はなかぁったー
春の窓ー辺のー 陽だまりーのよーうなー
柔らかなー 微笑みをー もういーちぃどー

ああああ〜、
バラードにおける秀樹の歌い上げはまさしく絶品だ。

大きく胸を開き、しっかりとした肺活量で、発声器官をフル稼動させての安定した伸びやかな歌声

なんて心地よいのだろう。

そうして涙が込み上げて来るような昇華の気持ちでいっぱいになる。

「もういーちぃ度ー」
で、人差し指を1本立てて、優しい笑顔で収めて行くところもうまいし嬉しい。← こういうとこよ @( ;∀;)@!

構成

この楽曲は、《Aメロ – サビ – Aメロ》構成になっているので、ここでまたAメロが来る。

【Aメロ】
なーがーくきびしいー 冬をのり越えてー
あなたをーこの手でー 倖わせにーしたーいー

この「」は、季節も表し、長距離恋愛における試練の期間をも表している。

2番ラストでは
あなたをーこの手でー 倖わせにーしたーいー
を2回繰り返し、

したー・いー
溜めを入れ、気持ちをぐっと込め想いを伝えて歌い終える。← やたらめったらな溜めは、絶対に入れないのが我らが秀樹 ← 愛しています @(♡_♡)@

郷愁

太田裕美の『木綿のハンカチーフ』は、元々アンサーソングが作られることは考えずにできたものである。
しかし、田舎で待つ彼女の気持ちががあまりにも切なくて、聞き終わった後でつい、
『彼氏が帰って来るといいな ……。』と思ってしまう。

そこへ登場した『遥かなる恋人へ』で彼氏が、「彼女への想い」と「郷愁」とを重ねながら帰ってくる。

聞いている私たちも、彼の優しさと郷愁とで胸がいっぱいになる。
「郷愁」という暖かい感情を、人間誰しもが持っている …… ということに、改めて気付かされるのだ。

秀樹も広島からの上京組だ。
きっと秀樹にも、広島に残してきた恋人 … ← いな〜い!← 何をムキに …… @(||∀||)@

何はともあれ、秀樹の人間的な暖かさがにじみ出るような歌唱に、私たちはしみじみとしてしまうのである。

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人柄

『木綿のハンカチーフ』は大ヒット曲ではあるが、何か郷愁を引きちぎられるような悲しみも覚える。
その郷愁を呼び戻すアンサーソングを託すとしたら、それはやはり秀樹しかいなかったのではないかな。

秀樹の暖かい素直な人柄は、田舎へ残した彼女の元へ帰る彼氏の気持ち、によくマッチする。
人間、最後の砦は人柄だね〜 ← 自戒は次回 @(//_//)@ ← こういう人柄

アンサーソングに登場する真っ直ぐな優しい青年。
それは秀樹の人柄と二重写しになって、歌に滲み出て行くのである。

秀樹の人柄無くして、回収(アンサーソング)はあり得なかったんじゃないかな?と思う。

秀樹自身が私達の故郷でもあるんだよね。← ぱふんと飛び込みたい感じが @-(//∇//)-@

それでは行きましょう。西城秀樹で『遥かなる恋人へ』です。
1:45 ← 最期の溜めのところ、ファンのタイミングの良い「ヒデキ」の掛け声に、秀樹が優しくほほ笑みます。くぅ~なんとも~ @(*ノωノ)@ ← 悶絶中(笑)

↓『第1回新春オールスター水上大運動会』での歌唱です。イントロナレーションは「お正月から裸でフィーバー!」 @(//∀//)@。 秀樹の脚が長くて綺麗~♡

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