音楽好きの間で語られて参りましたオフコース作の『眠れぬ夜』と『愛を止めないで』の関連性ですが、2曲とも秀樹がカヴァーし、同一アルバムに収録している点には非常に注目です。
『HIDEKI SONG BOOK』
『愛を止めないで』は、1979年1月20日に発売されたオフコース15枚目のシングルである。
これがオフコース初のヒットシングルとなった。
西城秀樹は1981年3月5日にリリースした邦楽カヴァーアルバム『HIDEKI SONG BOOK』に、シングル曲としてリリースした『眠れぬ夜』とともに『愛を止めないで』を入れている。
『HIDEKI SONG BOOK』の収録曲は、いわゆるニューミュージックの作り手たちのカヴァー曲が大半を占める。← よだれアルバムです~ @(//∀//)@ ← 猿推し
その中で、同一のグループ(歌手)の歌を2曲入れたのは、オフコースだけである。
今回は秀樹の歌唱を通して、『愛を止めないで』と『眠れぬ夜』との関係性を考えて行こう。
1975年12月20日 | オフコース | 『眠れぬ夜』リリース |
1979年1月20日 | オフコース | 『愛を止めないで』リリース |
1980年12月21日 | 西城秀樹 | 『眠れぬ夜』カヴァー・リリース |
1981年3月5日 | 西城秀樹 | アルバム『HIDEKI SONG BOOK』リリース 『眠れぬ夜』『愛を止めないで』ともに収録 |
★『愛を止めないで』の全歌詞はこちら ↓ です~
唯一無二のハスキーボイス
繊細なピアノの調べに乗せ歌い出し
【1番 Aメロ】
やさしくしなーいで 君はあれーからー
あたーらしーいわーかれをー 恐れてーいる
んもう、これだけで必聴の価値有り!
耳元で囁いてるんじゃないの~ @(//∀//)@? のドキドキな優しい声で歌い出すのだ。
これが唯一無二の秀樹のハスキーボイスの魔力じゃよ。
サブリミナル効果
さて秀樹は、その歌唱において母音「a・i・u・e・o」を明確に挟み込む離れ技を、楽々とこなすことでも知られている。
それに加えて今回は、鼻にかかった「ん」の挟み込みが聞こえるのだよ~ @(//_//)@ ← 好きゆえの細かさ(笑)
んぼくが きみんのここーろのー
この「ん」のサブリミナル効果による甘さを是非味わってくださいませ~ ← 甘党藤井八冠のおやつにもどうぞ~
扉を叩いーてるー
君のーこーころが そっとそっと揺れー始めてるー
母音の甘さ ← ボインの甘さ@(@_@)@!?
サビでは改めて、母音「a・i・u・e・o」の挟み込み歌唱が来ますよ~
【1番 サビ】
愛をー止めないでぇー そこからー逃げないでー
甘ーい夜はぁー ひとりでーいないーでぇーえーえー
流石サビ永世名人っ! ← 何気に将棋挟み込み
お見事な歌唱表現だっ!
母音「a・i・u・e・o」の挟み込みをしながら、声を瞬間的に裏返し(いわゆる”泣かせて”)、艶やかに愛を訴える秀樹。
最後のロングトーンでの「e」の挟み込みは声を太くして、男らしい力強さまでをも感じさせる。← もうあらがえない~ @(/ω\)@
さて一方で私、『眠れぬ夜』と関わりの深いの単語(歌詞)を3ヶ所赤字でマークして参りました。
それが、ここに至り「甘い夜(はひとりでいないで)」が出て来てしまうのだ。
するといよいよ私たちは『眠れぬ夜』を思い浮かべずにはいられなくなり、落ち着かなくなるのである。
★『眠れぬ夜』についてはこちら ↓ にあります~。← 復習しよう、そうしよう @(*^_^*)@ ← 何をエラソーに!
サビの連続にノックアウト
【2番 サビ】
愛をー止めないでぇー そこからー逃げないでー
眠れぬ夜ーはぁ 要らない・もぉ要・ら・な・いーーー
【サビ 2回目】
愛をー止めないでぇー そこからー逃げないでー
素直にー なみーだもぅ流せばーいいか・らー
【サビ 3回目】
ここへー おいでん くじけたー夢ーをー
全ーてー その手ーにー 抱えたままでぇーぇーー(ビブラート)
【Aメロ】
ん僕のじんせーいがぁー ふたつに分かれ―てるー
そのーひとーつが・真ぁっすぐにーー
ゥン―ンー ゥン―ンー
@(T_T)@ 優しい~大好き~もう解説いらないんじゃ…… ← わ~自ら言ってしまった @( ;∀;)@
スポンサーリンク
『眠れぬ夜』と同じ女性かどうか?
ここで問題となるのは、この女性が『眠れぬ夜』に登場した女性と同一人物かどうかだ。
「眠れぬ夜は要らない、もう要らない」と言っているからには、今度こそ真実の愛にたどり着いた訳だがー。
『愛を止めないで』に登場する女性についてまとめてみよう。
・新しい別れを恐れている → 過去に別れを経験している
・素直に涙も流せばいい → 意地を張っていた
・くじけた夢を…抱えて(おいで) → 目指していた夢には破れた
結構芯もあり、しっかりしてそうな女性じゃな~い @( ;∀;)@? ← この人ではない
結論から言うと、小田さんの透き通った高音の『愛を止めないで』を聴くと、その繊細さに、
「二度と、(過去に懲りたことのある)同じ女との恋愛なんかしないな。」と感じるのだ。
ところが秀樹の歌唱を聴くと、もう優しいし、男っぽいロングトーンで引っ張って行くしで、
「『眠れぬ夜』の女性との出直しもあるかも……。」と、思わせてしまうのだ。← 再出発にも対応できそう~
秀樹歌唱では、
新しい愛の成就もあり得るが、『眠れぬ夜』で胸のうずきを味わわせたあの女性との再縁も成立させてしまうように感じる。
そこら辺が、秀樹の歌唱表現の恐ろしさなのだよ~ ← とんでもない人にカヴァーさせちゃったね~ ← It’s ジョーク!
(両者の歌唱、それぞれに魅せますよ~)
それでは行きましょう。
オフコースのカヴァー曲で『愛を止めないで』。歌は西城秀樹です。
芳野藤丸の冴えわたるギターもお楽しみに♪
小田和正で『愛を止めないで』です。どうぞ!「YouTubeで見る」をタップしてくださいませ〜 @(_ _)@
↓ この記事を気に入っていただけましたら下のフィンガースナップ♥をぽちっと押してくださいませ。なな猿くんのランキングが上がります。
@(_ _)@ 応援してくださるととても嬉しいです☆
コメント