ワイルド&セクシーな秀樹の全てを投入したと思われる『炎』。「あ・は・はぁーン」のサビ。思いっきりのけぞり、指をツツツ―ッと滑らせるアクション。これら全てを決められる人間は秀樹のみ。ひと度秀樹が歌えば、歌ったその歌は全て、秀樹のものになる伝説がここにー。
『炎』
@(*ノωノ)@ あうっ!もう書けない~ ←バカ猿 ←『炎』好き過ぎ!← 早う……
『炎』は、1978年5月25日にリリース。
秀樹、23歳。
作詞:阿久悠 ← 吾が辞書に不可能の文字無し
作曲・編曲:馬飼野康二
「馬飼野康二」といえば、
【青春歌】
『チャンスは一度』
『青春に賭けよう』
【ロックの衝動】
『情熱の嵐』
『激しい恋』
【絶唱】
『ちぎれた愛』
『愛の十字架』
『至上の愛』
【リズミカルなロックンロール】
『薔薇の鎖』
『恋の暴走』
【金字塔】
『傷だらけのローラ』
…… と、秀樹が育んでいた「ロックの衝動」に気づき、それを加味して作曲し、秀樹らしさを開花、確立させた人物だ。
秀樹に更なる可能性を見いだし、歌唱の幅を広げた人物でもある。← 今回久々のご登場で、さぞかし腕が鳴っていらっしゃることでしょう〜 @(*ノωノ)@
そこで来たのが『炎』だ。
★ 『炎』の全歌詞は、こちら ↓ からご覧になれます。
氷の女
さて秀樹は、阿久悠氏が作詞を受け持つようになってから、さまざまな女と絡んできた。← 歌詞の上でよ~ @( ;∀;)@ もちろんよ~ 止めて~ ← うるしゃい
愛に戸惑う女。
年上の女。
すがりつく女。
指を噛む女。などなど。← あなたはどのシチュエーションがお好みですか @(*ノωノ)@?
いずれにしても男女の間には、先ず愛情のやり取りが存在した。
それが『炎』では、男の前に突然、悪女が登場するのだ。自らは恋に落ちず、男を翻弄する女。それが「氷の女」← キャーッ!
この女には「デンジャラス」な香りがムンムンする。← 秀樹、止めにしたら @( ;∀;)@?
予告しておくと、この女の登場は、『ギャランドゥ』の「難攻不落の女」へと続いて行くのであった …… チッ!← 軽い舌打ち
スリリングなイントロ
【イントロ】
ツァララー・ツァラツァラツァララ― と流れ出すシンセサイザーがスリリング。
ここにストリングス(=弦楽器)がピチカート奏法(=弓を使わずに指で弦をはじいて音を出す奏法)で絡んで来る。
すかさず、ピアノが高音から流れるように入り、
やにわに秀樹、左手で右肩をつかみ、
ババッ・ババッ・ババッ (← 管楽器) に合わせ、ガッガッガッと腰から肩をひねり
バ――――――ン!で、バッと両手を上に上げて
こっからですよ~
ダッダ・ダ・ダ・ダン
ダッダ・ダ・ダ・ダン ← このベース or ブラスが、何とも秀樹のチャレンジ精神に火をつけるよね ← 最初っから焚きつけられるわ~ @( ;∀;)@
Aメロ・Bメロ
【1番 Aメロ】
あーなぁたのー からだはあまりにつめたい・
心の・熱さを探せやしーないー
そーれぇともー ガラスの細工のような・
キラキラ・きらめく氷のハートかー
「エピタフ」の歌い出しを思わせるような、低音の抑えた歌い出しだ。
これはもう後に、ドラマティックな高音来るね~。ワクワクだね~。
【1番 Bメロ】
あなたに・出会ぁったー 不幸を・思えばー
この先・かぁなしむことなどないさー
きーりぃきりー 舞いする男を見つめ・
心の・どこかで笑ぁっているのかー
「あなたに出会った」ことは、これ以上「かなしむことなどない」ほどの、「不幸」だと断言。
これは、アイロニー(皮肉)なのでしょうね。
「まったく、とんでもない相手だぜ。」としながらも、彼女を落とそうと燃えている感じ。
彼女自身が「最高に魅力的」で「最悪な氷の」女、という矛盾を抱えているので、この皮肉な表現がピタリとはまるのだろう。← なんだか、阿久悠が1番燃えて作詞している気がする~ @( ;∀;)@
この「アイロニー」を語るBメロの歌い方が超絶うまいんだよね。
「口角が細い鋭角になる」挑戦的な笑いを浮かべながら、
「(あなたに・出会ぁったー 不幸を)・思えばー」で、声を落とし、ハスキーにすり潰してくるんだよ。← 潰し声・二の型だっ @(゜-゜)@←この人は今、鬼滅に毒されています
しかもすり潰しながら、綺麗な振幅のビブラートが入る。← @(゚∀゚)@ 歌柱の技っ
次の、
「この先」では声を太くして、
「・かぁなしむことなどないさーーー」で長めのビブラート、笑みはそのままにー。
サビに向かうBメロを、ひとまとまりのストーリーとして、面白く歌えるのが秀樹。
シンセの高まりとともに、伝説の「サビ」に突入だー!
サビ!
サビよ~!とにかくセクシィ!秀樹にしかできな~い!
【サビ】
ア・ア・アァーーーン
一生一度なーら ピエロも・主役ーさー
あなたの・心を・溶ーかしてみぃせるー
ア・ア・アァーーーン
恋とは戦いーと 知らさーれたーからはー
炎で氷を溶かしてみぃせるー
『炎』の歌い出しに比べると、
「ア・ア・アァーーーン」は、音程をいちオクターブ上に跳ね上げている。
一挙に最高潮の歌唱へ突入だ。
手を上げ、のけぞり気味に、切なさもセクシーさも全開。
「ァーーーン」と尾を引いて色っぽく決まるのは、それが許されるのは、秀樹だけよ~ ← 女性でも、とてもできないわ・あ・ぁ~ン @(//∀//)@ ← 一応やってひんしゅく
「一生一度ならピエロも主役さ」
あざ笑うかのような「氷の女」に真正面から愛をぶつける行為は、確かに「ピエロ(=道化)」よね〜
それを「主役(=ヒーロー)」と捉えるところが、燃え上がるポジティブ・シンキング。
「あなたの・心を・溶ーかしてみぃせるー」
この激しさ、この勢い、このパンチ力、全力の表情。
「炎で」で声を泣かせ、
「溶ーかして」で潰し声。
「みぃせるー」で力強い巻き舌。
秀樹、燃え盛る炎と化すのである。← 記録的な熱さを観測~ @(//_//)@ 本日も猛暑の中……
間奏
さてさてさて~
間奏で披露されるのが、美しき秀樹の「のけぞりポーズ」だ ← ♫この日を・待ぁったといわせてみせーるー♩←待ってた♥ @(*ノωノ)@
ぐぐぐっと上体をのけぞらせ、あご先から胸にかけて、右手親指をツツツツツーッと滑らせるのだー!
これは、何を表現しているの?
秀樹の、気を失うほどの美しさを?
途方もないセクシーさを?
こちとら気が狂いそうなんですけれどっ @( ;∀;)@ キャピピピ
もしかしたら、「氷が解」け出して秀樹の上をツツツツツーッと伝っている様子なのかもしれない …… とも感じた。← 悩まし過ぎるわ~ @(*ノωノ)@ ← 妄想はもうよそう
秀樹と氷
「炎」の秀樹が「氷の女」に挑むという歌詞を受けて、音楽番組ではスタジオに大きな氷のセットが作られた。
「夜のヒットスタジオ」でも「ザ・ベストテン」でも、秀樹による氷の名シーンが誕生する。
まず「夜のヒットスタジオ」では、間奏で、大きな氷の上に仰向けに寝そべり、ツツツツツーッのポーズを決める。
いなや、今度はうつ伏せにぺたっと氷に張り付き、2番歌い出し。← 次に生まれ変わったら、私氷になります @( ;∀;)@!
張り付いたまま、切なくも挑戦的な眼差しをこちらに向け、お茶の間を騒然とさせた。← @(>∀<)@ ジタバタ~
続く「ザ・ベストテン」でも大きな氷を用意し、間奏のポーズの後、パンチで穴を開ける演出を企画する。
後日秀樹が語ったところによると、この穴があかず、
「相当焦った!」らしい。
仕方なくアウトロで再びパンチして穴を開け、「穴越しに秀樹を映す」という当初の予定は成し遂げられた、という。
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「氷の女」はどうなったか?
@(◦∀◦)@ ←「氷の女」のその後は全く気にならない…… ← で、いいですか?
@(//_//)@ 『ギャランドゥ』での再戦を待とう!
とにかく、女との出会いから始まって、秀樹が炎と化すまでのドラマが、あまりにも圧倒的過ぎてー。
それを、歌う度に、秀樹が完璧に熱唱し切るものでー。
最後、秀樹が炎と燃え盛るさまを見ると、私たちはそれでもう打ち震え、完結してしまうのだ。
のけぞるほどに美しい秀樹にやられてしまうのだ。
ところで私のTwitterのマークですけれどね、あれは氷の結晶でハート形が作られています~
♫氷のハートかー ← ってことでした~ @(//_//)@ ← しかし世界で1番スルーされているのであった ……
それでは行きましょう!
西城秀樹で『炎』。どうぞっ!
↓『THE 50 HIDEKI SAIJO song of memories』の中に収められている、『ザ・ベストテン』での、氷をぶち割る秀樹です。← これにより手を怪我しちゃったんですけれどね……@( ;∀;)@ 2:29~始まりますよ~
↓同じく『THE 50 HIDEKI SAIJO song of memories』の中に収められている、アレンジが少し違う『炎』です。← 『炎』、どんだけ好きなんだー!1:40~ですよん @(//_//)@
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