運命の2曲目
新御三家とは
野口五郎・郷ひろみ・西城秀樹 ← これぞえこひいき @(//_//)@
の3名を指す。
普通はデビュー曲に注目するのだが、
この3名に関しては、
デビューから2曲目に注目ポイントが集中しているように思う。
3人のこれからを暗示していると言うか。
まさしく運命の2曲目なのだ。
そこで今回は、
3名のデビューから2曲目を聴き比べて行こう。
郷ひろみ
やっぱりトップバッターはひろみだね。ゴーゴーゴーゴー ← 語らせて下さ〜い @(>∀<)@ キキキッ!
郷ひろみの2曲目のシングルレコードは『小さな体験』。
1972年11月1日ににリリースされた。ひろみ17歳。
作詞:岩谷時子 / 作曲:編曲 筒美京平
全歌詞は以下のリンクより ↓ ご覧になれますわ @(*’ω’*)@ ← 親切猿
甘いっ!
甘いマスクに甘い歌声。
デビュー当時とそれからの顔付きや声質が1番変わったのは郷ひろみだね。
可愛い容姿も勿論じゃが
この当時の砂糖菓子のような歌声がインパクト大だよね。
郷ひろみの場合は、デビュー曲の『男の子女の子』が突っ走り過ぎていて2曲目がかすれてしまうのだけれど、
こちらも名曲。
だって作曲筒美京平だよ〜。ジャニーズだよ〜。独立もうまくいったんだよね。
【1番Aメロ】
「どうしてそんな・に きれいにな・るの」
【2番Aメロ】
「どうしてそんな・に 可愛い瞳(め)・なの」
もうこのくらいド・ストレートな歌詞でいいと思う。
それでも『男の子女の子』の超ド級のストレートさは抜くことができないのだ〜
注目はここだっ!
【サビ】
「だ・れ・がー誘いーかーけーても 知らーないふり
し・て・い・る・んだよ・いいねー」← この歌詞、4回も念押しされます
もう小悪魔。
独占禁止法違反だよ・いいねー♩
郷ひろみは
この2曲目から、
小悪魔的な束縛や、
ツンデレ振りを盛り込み
可愛いだけの「男の子」じゃないということを付与させて行く。
しかし、現実からの浮遊感は否めなく
《おとぎの国》路線を突っ走るのであった。← 行けるところまで突っ走ってくれ・いいねー ♩@(>∀<)@
それでは行きましょう。
フロストシュガーボイスをよろしく哀愁〜♪
野口五郎
野口五郎の2曲目のシングルレコードは『青いリンゴ』。
1971年8月10日にリリースしている。五郎15歳。← なんとー!
作詞:橋本淳 / 作曲:筒美京平/ 編曲:高田弘
全歌詞は以下のリンクより ↓ ご覧になれますわ @(*’ω’*)@
そもそもデビュー曲の『博多みれん』は演歌だった。
しかし全く売れず、この曲でポップス路線へ転換し、いわゆるアイドルとして売り出すことになる。
当時の五郎のキャッチフレーズは『青い木の芽の、はだざわり』← … うまくイメージングできないよ〜w @(//_//)@
とにかくソフトな高音部が魅力で
ロングトーン(長く伸ばす発声法のこと)に微妙な揺らぎが入るところが、
力強いビブラートを繰り出す秀樹とは対照的。
野口五郎は逆に声質が変わっていないんじゃないの〜?
【サビ】
「あーおいリンゴをー 抱きしめーてもー
おーもーいでさえー 帰ら・なーいー」
このフレーズが初恋の終わりを歌ったにしては大人び過ぎていて、
まるで同棲していた2人が破綻するような趣。
案の定この後、
『甘い生活』『私鉄沿線』と、
同棲していた恋人達の末路を歌うこととなる。
名曲を立て続けに繰り出し、歌いこなして行く五郎には、
10代という年齢はさて置き
《成熟路線》が決定付けられるのであった。
それではっ、五郎ファンの方々お待たせ致しました♪野口五郎『青いリンゴ』↓ です♫
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西城秀樹
新御三家の中ではただ1人夜ヒットDVDの発売を果たした西城秀樹ですわ @(T-T)@ ← 感涙猿🐵君
西城秀樹の2曲目はぁ … ドゥラァァァァァァン(ドラム音)← 扱い違い過ぎじゃ ……
『恋の約束』!
1972年7月25日にRCA/ビクター音楽産業から発売。
秀樹「ワイルドな17歳」。
作詞:たかたかし / 作曲:鈴木邦彦 / 編曲:葵まさひこ
全歌詞は以下のリンクより ↓ ご覧になれますわ @(*’ω’*)@ ← 親切猿🐒の登場はここまでです。← どうでもよいこと№1
前奏
パーパーパパパー・パラパパーパパッパー(トランペット)
(ン)ピピー・(ン)ピピー・ピロロピーピピ(鉄琴とフルート)な出だしがアイドル〜
… で秀樹ドラム登場 ← カッチョい〜
「君は・泣いたね 僕の・くちづけ」
実は秀樹はデビュー当時の方が、歌声にハスキーが強かったのだね?
そうして、アイドル感が強いブツ切れ歌唱 ← 今となっては貴重音源だし可愛い ← たっぷり私情入り @(//_//)@
切れ長の瞳、勝気さが漂う辺りも良い。
タッパもあるし体のバネも強そうだね!
しかしデビュー2曲目にして、恐るべし秀樹なのが、
【1番サビの最後のフレーズ】
「なーぜーにー怖いのー 愛しあーうことがー
はーやーくー おいでよー 僕は
君を 君を 好きだよお----おぅ」
で、情熱のロック歌唱を小炸裂させるところだ。
特に
「君を 君を 好きだよお----おぅ」
の母音「おー---」をそれこそワイルド感たっぷりに長めにひっぱり、
「おぅ」と叩きつけてぶった切るところが男臭くロック
…… と無意識にロック歌唱を垣間見せる秀樹であったが、
日本音楽会にとって受け入れ体勢ができていたのはアイドルのみ。
ロック歌唱をチラ見せる背の高い美少年は理解不可能な存在であった。
まさに受け入れ枠なし ……
…… と、この絶体絶命的状況が、
実はこの後に訪れる
秀樹の一大覚醒への伏線になるのであった ……
次回へ続くっ @(*’ω’*)@ ← 嘘猿
馬飼野康二
ここで秀樹の特性に気付き、3曲目から意欲的にアレンジを手掛けてくださったのが、
馬飼野康二氏だ。
3曲目「チャンスは一度」以降秀樹の歌を連続して12曲、
『至上の愛』まで担当して行くことになる。
その経緯に思いを馳せる時、
この「恋の約束」でのサビの歌いっぷりが、馬飼野氏に何かを閃かせたのかもしれない。
「君を 君を 好きだよおー---おぅ」
この小炸裂が、
馬飼野康二氏が手掛け1973年5月に発売した秀樹5曲目『情熱の嵐』では、
熱い情熱を歌い上げるそのラストに
「じょおねつの嵐よぉぉぉぉぉぉ」
熱く激しいビブラート「ぉ」の連打となってファンに叩き付けられるからだ。
その芽生えはやはり2曲目『恋の約束』にあったのではないだろうか。
……ということで〆は、
覚醒前ながらちょっぴりロックな若秀樹を行きましょう @(>∀<)@ キキキッ♪
若秀樹『恋の約束』です↓ どうぞっ!
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