秀樹が自ら選んだメッセージソングが『愛の園』。ウクライナ侵攻も地球温暖化も起こっていなかった時代からの警鐘として、今、秀樹の歌声が私たちの胸に鳴り響く。
『愛の園』
「愛の園 (AI NO SONO)」は、1980年3月21日にリリースされた西城秀樹の32枚目のシングルである。
秀樹24歳。
作詞:山川啓介・スティービー ワンダー
作曲:スティービー ワンダー
編曲:坂本龍一
この曲は1979年にスティービーワンダーがリリースしたアルバム「Journey Through The Secret Life Of Plants」に収録されていたものだ。
アルバムは、同タイトル映画のサウンドトラックである。
植物のドキュメンタリーという硬派な映画だったが、一般公開はされなかった。
「AI NO SONO」は、親日家で知られたスティービーワンダー自身が、日本語の歌詞も作っている。
しかし歌っているのは、スティービー本人ではなく、当時ロサンゼルス在住の日本人の子どもたちである。← 歌っている子どもたちの中には、西田ひかるもいたのよ~
経緯
スティービーワンダーのこの曲を、秀樹がカバーするに至った経緯は不明である。
しかし、次の曲は『俺たちの時代』。
『俺たちの時代』がモスクワオリンピックのタイアップ曲としてリリースされることは、この時既に決定していた。
するとその前曲はやはり、「平和の祭典であるオリンピック」に向けてのメッセージソングにしたい、それがふさわしいと考えての『愛の園』であったことは、容易に想像できる。
そういうところが秀樹なのだ。
秀樹には今まで、メッセージソングというものがなかった。
だからこの美しきメッセージソングが秀樹の心を射止めたことは、神の思し召しか、とも思わせる。
この曲を選ぶ秀樹のうぶな人間性・純粋性というものも、私たちファンは知っている。
秀樹は、絶唱も歌い上げもパンチもビブラートもシャウトも潰し声もファルセットも、全て封じての新境地『愛の園』に臨んでいる @( ;∀;)@ チャレンジャ~ ← ♪止めろ・といわれても・
★『愛の園』の全歌詞は、こちらから ↓ ご覧になれます。
天使かと見まごうばかりの秀樹
実写版アンドレといった髪型
テレンとドレープを作る白いシャツに白いパンツ
全身真っ白な秀樹が長身長い脚でスラッと佇むだけで、スタジオは愛の園と化した。
ま……眩し過ぎる。
秀樹から発光される愛のオーラに満たされ、子どもたちは安心しきった様子で秀樹の側で歌う。
1度なんて、秀樹が飼っているボタンインコ「ジ・タン(ジプシー)」を肩に乗せて登場したのよ~ わ~!← 私の場所をジ・タンに譲りましたわ @( ;∀;)@ ← 負け惜しみ
大人しくちょこんと秀樹の肩に乗るジ・タン。
曲間で秀樹から
「大丈夫だよ♡」なんて、話し掛けられていたジ・タン。ああ~ ← この回があまりにも天使過ぎて、申し訳ありませんが子どもたちとの回吹っ飛ぶ @(//∀//)@
秀樹のダイナミック歌唱は封印されているが、思えば私たちは、「王子秀樹」の進化形「天使秀樹」も見たかったのだと思う。
『愛の園』、歌ってくれてありがとう。
ありがとう、秀樹!
愛の園
こ・の・きょ・く・は、小学生の音楽の教科書『きらきら星』の隣のページに載っけても大丈夫だ。← 寧ろ載せてほしいです @(//_//)@!
リズムも簡単。
メロディも簡単。
メロディは短く、4番まである。
秀樹は、少しハスキーがかった声で、一音一音に歌詞を乗せるように丁寧に歌っている。
サビ(← って言っていいの @( ;∀;)@?)では、綺麗に声を伸ばし、ビブラートは一切なし!
シンセサイザーが作るオルガンの音が教会のような雰囲気を高め、映画『野ばら』に登場する少年ののような声だ。
神聖な穢れなき歌唱。
メッセージソング
この曲が伝える愛は、「人類愛」「地球愛」とスケールが大きい。
これは私たち地球人に今、最も欠け、最も要求されている愛情である。← 秀樹、気付かせてくれてありがとう@(T-T)@!
歌詞を見て行くと、びっくりすることに、1番と4番は全く同じ歌詞なのだ。
最も強調すべき「愛に満ちた世界」を伝えている。
2番では「争いのない世界」
みーんなでー分けーあーう幸せー
ゆーたかなーみーのーりー
あーらそいーのなーいせかーい愛の園ー
3番「地球という美しい世界」
子ーどもたちはー とーりのようにー
のーびやかに歌ーいー
おーとなたちはー ちーからあわせて
明ー日の種をーまーくー
地ー球がー生まーれたぁ頃のー
青ーい空とーうーみー
あーざやかーで美しーい愛の園ー
ガッ @( ;∀;)@!
全然できてないね~ ← プーチン聴けよ~ 資本至上主義者も聴くがよい~ ← 私も聴いて姿勢を正します @(_ _)@
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メッセージソング2
前述したモスクワオリンピックはボイコットという結末になり、『俺たちの時代』はもちろん『愛の園』も、当初の盛り上がりよりはずっとそのメッセージを伝えきれなかったかもしれない。
しかし歌は永遠である。
ウクライナへの侵攻、地球の環境破壊というこの時代を迎え、『愛の園』は厳かな光を放つ。
秀樹の聖なる声が小鳥の囀りとともに、流れ出す。
秀樹の永遠性とともに、今こそこの『愛の園』のメッセージを聞く時なのではなかろうか。
秀樹の肩にそっと止まっていたジ・タンのように、穏やかな毎日を取り戻すためにー。
それでは行きましょう。西城秀樹で『愛の園』です。どうぞっ!
↓ 子どもたちと一緒の秀樹が優しい~♪
↓ ジ・タン登場よ~♫ 可愛い~!なりた~い!
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