「青い珊瑚礁」
「青い珊瑚礁」は1980年7月1日にCBS・ソニーからリリースされた。
松田聖子の2枚目のシングルである。聖子ちゃん18歳。
作詞:三浦徳子、作曲:小田裕一郎。
いや~、前回のデビュー曲で『学年で1番可愛い女の子くらいか?』なんて辛口批評した猿はどこにいますかね~
★ ここにいます ↓ ご覧になってくださる(猿) ? ← 苦しいダジャレ @( ;∀;)@
2曲目「青い珊瑚礁」がリリースされるやいなやヒットチャートをぐんぐん駆け上り、
9月18日の放送では「ザ・ベストテン」第1位獲得、
第22回日本レコード大賞・新人賞獲得
第11回日本歌謡大賞・放送音楽新人賞獲得
本曲で同年の『第31回NHK紅白歌合戦』に初出場。
更に、翌1981年春開催の『第53回選抜高等学校野球大会』の入場行進曲に採用され、開会式には聖子ちゃんがゲスト出演したのである。
2曲目にして『聖子ちゃんカット』は女の子の憧れの髪型として大流行。
聖子ちゃんの着こなすふんわりとした甘いドレスにも羨望の眼差しが向けられ、 ← ピアノの発表会に着るような、憧れのドレスよ~
でもこのドレスが世界1似合うのは松田聖子ちゃん!という『聖子ちゃん一人勝ち時代』に突入したのであった。
お人形のような聖子ちゃん
2曲目にして既に、他の追随を許さないようなキラッキラの可愛らしさを発揮する聖子ちゃんであったが、
その『可愛らしさ』の主要素は『二次元み』であったように、今になって思う。
何かリアル世界とは一線を画す『お人形のような可愛らしさ』だったのである。
もっと二次元の世界に近づけて表現するならば、
桂正和作『I’s』に登場する、華奢で顎のとがった女の子が出現したとでも言おうか。
ぶりっ子でも可愛ければお咎めなし、の男子達は
この見たこともない可愛い女の子 ー 聖子ちゃんにドドド―ッと押し寄せたのである。
私達女子も学んだね~ @( ;∀;)@ これなんだよ~ 男子が求めていたものは~!
だから
「ぶりっ子なんだから。プンプン!」なんて言いながら、
私達もこぞって聖子ちゃんの真似をしたもの。(上記)
聖子ちゃんは私達の死角を突くように
薄々分かってはいたんだけれど、具体として見えていなかったものを可視化するように、
男子が好む可愛いタイプ全てを実現して、
目の前に現れたのである。
@(*’ω’*)@ 「青い珊瑚礁」の全歌詞は ↓ こちらからご覧になれます。
キャンディボイス
聖子ちゃんの音域って高いんだよね。
その上、艶もあり甘さもあり声量もあり …… で、ついた名称が
「キャンディボイス」
あの平井堅が ←「おじいさんの古時計」で我々を感動の渦へ叩き込んだ人物 @( ;∀;)@ 恐ろしいわ ……
聖子ちゃんの声質を絶賛して止まないのだからー。← 聖子ちゃん特集に平井堅が参加している時って、ワイプで抜かれる平井堅は、ノリノリ楽しさ全開でいるか真剣な顔で聴き入っているかのどちらかです!
そうして『聖子ちゃんのサビは絶品だ』と気付いたスタッフは、デビューから2曲目「青い珊瑚礁」を『サビ始まり』『サビ頭(あたま)』の曲として構成するのである。← 前奏の後、いきなりサビから歌い出す曲のこと ← 歌ウマにしか許されない特権よ~ (例)「ブーメランストリート」by 西城秀樹
【前奏】
ジャージャジャ―・ジャジャッジャッジャ
ジャージャジャ―・ジャジャッジャッジャ ← ピアノor オルガン
タ・タン ← ドラム・金管楽器 の軽快な走り出しから
トゥルトゥルトゥルトゥル …… とヴァイオリンを要所で上品に効かすのが聖子ちゃんの定番よネ
【1番 サビ】
ああー わた・し・のォ・こーいはー
南のー・風に乗って・はしぃるわー
ああー 青い・かァ・ぜー
切ぃってー・走れ・あのしまぁへー
見事な歌い出しの中で、
前述の平井堅氏が殊更絶賛したのが、オレンジ部分の「しゃくり」である。
「しゃくり」とは、低い音から高い音(本来の音の高さ)へ滑らかに声を移す歌唱技法のことだ。 音程を滑らかに素早く、疑問形のように上げる、というもの。
けれど、聖子ちゃんの「しゃくり」は、本来の音からさらに高く、しかも1オクターブくらい上がっているように聞こえる。その滑らかな移行も聖子ちゃんならではー。
「高い音域」に加え聖子ちゃんの魅力的な「しゃくり」が彼女の歌に味わいを付加し、愛らしい仕上がりへとレベルアップさせていることは言うまでもない。← 私にできるのはしゃっくりだけです @(//_//)@ ← 言うと思った
怪しい2番
【2番 Aメロ】
なみーだがー・こぼーれるぅのー
やさぁしいー・目をして・見ーないで
うつー向きー・加減の・ Little Rose
花ぁびら・触れてほしいのー
【2番 Bメロ】
なぎーさはー・恋のーモスグリーン―
二人の頬が・近づいて行くのよー
あなたが好き
チャーミングな聖子ちゃんの歌詞に、どっきりエロティックな歌詞 (オレンジ部分) を忍ばせる。
その最初となったのがこれじゃあないんですかぁぁぁ!← 落ち着きなさい
「うつ向き加減の Little Rose 花びら触れて欲しいの」のドキドキに対し「渚は恋のモスグリーン」であっさり視線を逸らし、
「二人の頬が・近づいて行くのよー」
触れるのは『唇』で、キスするだけですから~ ← 残念でした @(//_//)@ てへぺろ ← 止めい
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「ぶりっ子」に対する弁明
聖子ちゃんの「ぶりっ子」の始めは「ザ・ベストテン」であったように思う。
その日聖子ちゃんは「青い珊瑚礁」で初めて第1位を獲得し、番組内にはお母さま手作りの重箱が届けられたのである。
その時の遣り取りから生じたちょっとした誤解がきっかけだったように感じている。
「第1位、松田聖子『青い珊瑚礁』!」と呼ばれ、ゲートから出て来た聖子ちゃん。
久米宏「素敵なプレゼントがありますよ。これで~す。」
黒柳徹子「これ何か見覚えあるかしら」お母さまの御馳走が入った重箱登場。「これ見覚えある?」「こういうの見たことある?」「これどなたがお作りになったんだと思う?」
聖子ちゃん「母ですか?」
黒柳徹子「そう。あなたのお母さま!」
久米宏「久留米にお住まいのお母さまが ……」
黒柳徹子「さっき夕方6時の飛行機で (お弁当が) 着いたそうです。」
この一瞬で聖子ちゃん、お母さんが飛行機で着いた、と勘違い。
久米宏「(お弁当を) 取りに行って来たんです。(お弁当を) 久留米まで。我々が。」
後はもうお弁当の説明も頭に入らずうるうる。
……… (久留米からの中継にお母さま登場)
聖子ちゃん「おかあさーん。」幼児が泣く時のような表情で呼びかけたのである。
とまあ、こんな具合で可愛かったものだから、さ、
大晦日の第22回日本レコード大賞新人賞』受賞時も聖子ちゃんは、可愛い女の子の権化として『ここは泣かなくちゃ!』って思うよね。女の子の涙って可愛いもん。私達も期待しちゃったもん。← さり気なくぶりっ子する猿 @(//_//)@
このふわふわドレスこそが聖子ちゃん。松田聖子「青い珊瑚礁」です。どうぞっ!
続きましては、男子大騒ぎの中に埋もれて歌唱する (笑) 松田聖子ちゃん「青い珊瑚礁」です。どうぞっ!
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