秀樹はどのようにして英語の歌詞を身に付けたのか【西城秀樹の英語力・クイーン『Don’t stop me now』~BIG GAME ’79より~】

うっわ、歌唱力でなく英語力 (発音力) ですよ~ ← 遂に不可侵領域に突入したような @(||_||;)@ 英会話1億総壊滅状態の昭和時代にあって、英語の歌を歌いまくった秀樹には、改めて脱帽です。

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目次

『Don’t stop me now 止めろと言われても♪』

クイーン『ドーント・ストップ・ミー・ナウ』

『Don’t stop me now』は、イギリスのロックバンド・クイーンが1979年1月26日にリリースしたシングルだ。
日本では同年3月にリリースされている。

フレディ・マーキュリーによって作詞作曲された楽曲で、ピアノ演奏をしながら歌唱するフレディは圧巻

あの……、歯並び至上主義の英国にあって、フレディはやや出っ歯。← いきなり何を~@(||_||;)@ クイーンファンは読まないで~;
その影響で、前歯の両脇が空きっ歯になっている。← 以前から猿子さんは、フレディの歯並びが気になっていた、と申しております@(||_||;)@

そのフレディがなぜあれ程のカリスマ的人気を博したか?というと……、その理由は桁違いの歌唱力にあるよね~
……と、何を今更の感想を抱かせてしまう程に、『Don’t stop me now』は歌いこなすのが難しい

難しさ

コスチュームでもフレディの影響を受ける秀樹

『Don’t stop me now』のタイトル通り、ハイテンポですっ飛ばしまくる歌い方。← しかもキレよく力強い。
②『We will rock you』もそうだったが、小節数に対する言葉数が多い
出だしと終わりはスローテンポでボリューミーなバラード調であるため、どちらも歌える歌唱力がないとダメ。

ゆずが『夏色』を引っ提げて出て来た時を思い出してみたまえ。
あんな感じ。
めちゃくちゃ言葉数が多くて、早口言葉みたいにして歌うんだよね。← そうして今の、さまざまなミュージシャン方の一連の楽曲に至る(笑)

さらにDon’t stop me nowでは、口数が多くスピーディなこの楽曲を、英語で歌わなくてはいけないのだ。
英語って、冠詞とか前置詞とか几帳面に付けるじゃない~?← 余計に口数が多くなるわい@( ;∀;)@

きわどい内容

コスチュームでもフレディの影響を受ける秀樹

秀樹の日本語でカヴァーするやり方は賛否両論を巻き起こしたが、結論から言うと、非常に賢いやり方だった。

秀樹は、
ファンのみんなに曲の内容を分かり易く伝えたいから」と常々語っていたが (← 優スィ~@(T-T)@)、それ以外にも以下のシチュエーションにおいては、日本語訳に置き換える時点で、より楽曲に添ったイメージに変えたり、逆に英語のまま歌うことによって、きわどい内容が日本語でストレートに伝わる危険性を回避したりしていたのだ。

曲調に合わせた日本語歌詞に置き換えることで、楽曲のイメージアップを図った ⇒『オネスティ』

日本語に訳したら、放送コードには引っ掛かるわ、ファンはどん引きだわで危険過ぎちゃう (=エロエロエッサイムな) 歌詞を、英語のままで歌うことにより、オブラート効果を発揮させた @(//∀//)@
⇒ 本曲『Don’t stop me now』だよ~

また、英語の歌を連続して聞いている際に起きがちな「英語疲れ」を回避するように配慮した、とも思われる。

★ イメージアップした『オネスティ』についてはこちら ↓ です~@(*^_^*)@

★ 問題の『Don’t stop me now』の全歌詞と訳詞はこちら ↓ です @(//∀//)@

ボリューミーなバラード部分

BIG GAME ’79の冒頭でクイーンの『We Will Rock You』を披露する秀樹

行くぞー (オー!)
Okay, Queen’s number “Don’t stop me now” ← すっかりゾーンに入っている秀樹

トゥナーイ アイムゴナマイセー アールグッタイム
Tonight I’m gonna have myself a real good time

アイフィールアライヴ
I feel alive

アンダーワール ターントインサイオーウイエ―
and the world it’s turn it inside out Yeah!

フローティアランインエクタシィ,ソゥ(don’t stop me now don’t stop me)
I’m floating around in ecstasy So

わ~、この次からだよ、速くなるの。
聞き取る自信無~い @(T_T)@ チ―ン!← そもそもこいつの英語力が問題;

まさしくDon’t stop な部分

めちゃくちゃ速いし、言葉を詰め込み過ぎなんだよー!
フレディってばそんなに言いたいことがあるのかー!← おい @(||_||;)@

秀樹!頑張れ!← 両者プロフェッショナルだから~ ← とはいえ心配~、心配がDon’t stop me now~

カタカナ……秀樹発音部分
英語……太字は発音クリア・太字なしは発音未確認部分
( )……コーラス

ハヴナグッタイ
‘Cause I’m having a good time (having a good time)

シューティンスタリーピンスルーザスカイ
I’m a shooting star leaping through the sky

ライカタイガーディファイングザロウズオブグラバティ
Like a tiger defying the laws of gravity

アーイムアレイシングカーパシングバイ レイディゴディヴァ
I’m a racing car passing by like Lady Godiva

アイムゴンナゴゥゴゥゴゥ
I’m gonna go go go

ゼアーズノーストッピングミー
There’s no stopping me

🐵 バーニングスルスカーイエ―
I’m burning through the sky yeah!

トゥハンドレドディグ
Two hundred degrees

ザツホワコールミスファレンハーイ
That’s why they call me Mister Fahrenheit

チョヴィアトスピドブライ
I’m trav’ling at the speed of light

アイウォナメイクアスーパーソーニクマナウトブユー
I wanna make a supersonic man out of you 🐵

(Don’t stop me now)


😍 アーイムハビサチグッタイム
I’m having such a good time

ハヴナボォル
I’m having a ball(Don’t stop me now)

イーフユナグッタイム
If you wanna have a good time

ギヴミアコー
Just give me a call

ドンストッミナウ
Don’t stop me now

ドンストッミナウ
Don’t stop me now

ドンウォナストップアトオー
I don’t want to stop at all 😍

アーイムロケシプオマウェトゥマー
I’m a rocket ship on my way to Mars

オンナコリーコー
On a collision course

アーイムアサテライトアウトブコントロ
I am a satellite I’m out of control

アーイムナセクスレディトゥリロード
I am a sex machine ready to reload

ライクアアトボン アバウ
Like an atom bomb about to

オゥオゥオゥオゥオゥエクスプロー
Oh oh oh oh oh explode

🐵ー🐵 ×2回

(Don’t stop me now)

😍ー😍 ×1回

@(_ _)@ 皆さま、カラオケで歌われる時に、どうぞ上記をお使いくださいませ。← そうすればきょうからあなた様も秀樹さま♡

泣いたよ~!

伊豆・稲取での合宿風景

秀樹~ @(T_T)@ オロオロ……

主語の部分を発音スルーしている?オロ…
他にもスルーしている単語が?オロ…
幾つかの単語をまとめてグチャッて発音している?
私は、してはいけない、禁断の作業をしてしまったのー!

…… と、一瞬思うでしょう?

そこで改めてフレディ・マーキュリーの歌唱を聴いてみよう。
秀樹の発音が、まるっきり、フレディの発音をなぞっていることが判明するのだ!!!
つまり、発音の正しさどころか、

秀樹は『Don’t stop me now』を、フレディ・マーキュリーの元歌を何回も何回も何回も × ∞ 聴くことによって、発音も元歌からマスターしていたのだった

もちろんそれとは別に、英語の勉強もしていた秀樹だったがー。

まあ、洋楽好きって、聴いて覚えるよね~
クイーン聴きながらノリノリで覚える秀樹が思い浮かんでしまうじゃないかぁぁぁ@(/ω\)@

わ~、秀樹が愛おしい~
フレディのクイーンズイングリッシュをよくぞ~

因みに、’72年のデビュー以来多忙をきわめた秀樹が、誌上で初めて語学 (=英語) の勉強について語ったのは、’76年のことであった。

デビュー4年目、日本を離れ世界へ飛び出す年にと、合い言葉 ”アプローチ・ツー・ザ・ワールド” をかかげて走りはじめたヒデキ。
その第1歩の挑戦がご存知 (’76年) 3月25日26日の両日行われるハワイ公演なのです。

「プレスリーが行った劇場だけに燃えますけど、気取ったことは止めて、本当に裸になった僕、そして日本の情熱をぶっつけて行こうと思っているんです。(中略) ロック、バラード、オリジナルと普通通りに行こうと思っているんです」
「…… 今度の新曲『君よ抱かれて熱くなれ』は (みんなが口ずさめるという意味で) 丁度いいと思っているんです。そして10年後には世界の人が口ずさめる歌を歌いたいです」

「そのためにも今年はじっくり自分を見つめて行きたいです。デビュー以来無我夢中で過ごしてきたので、いろんな勉強をしたいです。語学はもちろん人間としても成長するために……」

1976年『近代映画』4月号より引用

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発音は学んでも、歌は秀樹節

伊豆・稲取での合宿風景

…… と英語はフレディの発音を参考にしていても、歌唱そのものは完璧に秀樹ロック♪ ← ところでロックだから歌詞がきわどいのか~ @(/ω\)@ ← まだ言ってる;

因みに上記歌詞の赤字部分は、秀樹が絶好調でシャウトし潰し声を入れ、止まらない夜の高揚を歌っている箇所だ。

…… というところで、ロックの神たちの歌唱を立て続けに聞いてみましょうか。
西城秀樹で『Don’t stop me now』です。どうぞっ!

BIG GAME ’79 in 後楽園球場 (映像はBIG GAME’78のものです)

クイーン、フレディ・マーキュリーによる『Don’t stop me now』です。どうぞっ!

秀樹が聴き込んだと思われる音源

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BIG GAME ’79の1曲目に歌われたクイーンの『We Will Rock You』についてはこちら ↓ です @(*^_^*)@

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