ギャンブルの負債を穴埋めするため、大谷翔平選手の口座から24億4800万円を違法賭博業者に送金した水原氏、今回は彼の本質に迫っていく。またこの事件を私たちのテキストとして、依存症についての理解を深めよう。
水原氏の本性
大谷の相棒であり、「一平ちゃん」のニックネームで親しまれていた同氏。
だが、今回の詐欺事件をきっかけに、世間の評判は180度暗転した。
一体彼は、悪魔なのか、前代未聞の極悪人なのか、ずるがしこい知能犯なのか、彼の本性とは何なのだろう?
…… と問われた時に私はこう答える。
普通の人
@(-_-)@ ← お人よし、バカ猿、アホゥ、石投げられるぞ~
…… と同時に、水原は狂っている。
彼を狂わせたもの、狂わせ続けているもの、の正体は、
ギャンブル依存症
である。
ギャンブル依存症とは、一体どのようなものなのだろうか。
依存症者の特徴
依存症者の特徴は、今回の水原を例にすると非常に分かりやすい。
だからこそこの件を皆さまに、依存症について知り、それを予防する契機として欲しいのだ。← 熱弁~ @(🔥_🔥)@ ボーッ!
依存症者は周囲の人間に想像を絶する苦労・苦痛を与える
ギャンブルに限らず、依存症者に私が与える定義は以下のものだ。
周囲の人間に想像を絶する苦労・苦痛を与える
もうね、依存症に関して、依存症者(患者)側から定義するのは止めようよ~、これを機に。
依存症者(患者)の周囲にいる人間側から「依存症」というものを語った方が、これがどれ程悪質な病なのかがよく分かる。
依存症者が周囲の人間に与えるダメージには凄まじいものがある。
依存症ほど、周囲の人間にダメージを与える病気はない。
✅大谷選手から24億4800万円をひそかに盗み取る
✅大谷選手から寄せられていた信頼を裏切る
今回は、知名度と被害額の大きさゆえに大谷がクローズアップされているが、通常はこのメガトン級のダメージは家族が受ける。
✅奥様 (2018年、エンゼルスに入団した大谷選手の渡米前に結婚) との生活を破壊する
依存症者自身も苦しいが、周りにいる者もそれと同等か、時としてはそれ以上の苦痛を味わうのが、この病気の特徴だ。← 赤線まで引いちゃったよ @( ;∀;)@
巨額24億4800万円まで負債をふくらます
依存症者は、
やり尽くすまでやる
1ℓでも2ℓでも酒を飲む。
限りなくヤクをやる。
目の前に1000億が転がっていれば、1000億が尽きるまでギャンブルをやり尽くすのが依存症だ。
しかしこの (=依存するものをやり放題やっている) 時、依存症者の心の中はどのような状態かというと、
楽しくも何ともない
確かに「依存しているものがもたらす麻痺」による「一時逃れの安心」は得られる。
だが、依存症も末期になると、
離脱症状 (依存するものが途絶えた時の心身の異常反応) を恐怖する心理が勝るのである
+ギャンブル依存症には「金のやり繰り」という負担も増す
2024年に入り、いよいよ金銭的に追い詰められ、大谷の預金を窃盗したことが明るみになりそうになった時。
水原はげっそりと痩せ、生気のない顔で私たちの前に現れた。
あの姿こそが、依存症末期患者のものである。
嘘をつきまくる
今回水原は、上記したものも含め、依存症者特有の症状をことごとく露わにしている。
その1つが、以下の特徴だ。
嘘をつく
なぜ嘘をつくかというと、
依存症によって生じた破綻を隠して、依存したものをやり続けるためである
事態も進んで来ると、つじつまを合わせる方が無理になる。
それでも依存したものをやり続けるために、無理な帳尻を合わせようと嘘をつく。
だから、依存症者のつく嘘は独特なものとなる。
すぐに嘘と分かるような、呆れるような嘘をつく ← 健常者の嘘とは異なる
今回水原氏が、ぎりぎりまで追い詰められた3月19日から翌日までについた嘘と言い逃れ?に注目してみよう。
3月19日 | 【ESPNトンプソン記者への電話インタビューに回答】 1回につきの限度額50万ドル (約7500万円) を8~9回、大谷のパソコンから大谷自身が電子送金した。 |
3月20日 | 【試合後にクラブハウスで選手たちに説明】 「ギャンブル依存症で多額の借金を抱えている」と告白。 約450万ドル(約6億7500万円)を大谷に肩代わりしてもらったと説明。 |
同日 深夜 | 【ソウルの宿泊先のホテル地下の会議室 大谷と2人きりになって】 違法賭博で多額の借金を抱え、大谷の預金を盗んだことを告白。 大谷に借金を肩代わりしたことにしてほしいと頼む。 |
何が何でも、大谷に借金肩代わり構想なのね~ @( ;∀;)@
水原は、2018年大谷の預金口座開設に自分が付き添った (大谷の預金をこっそり引き出せると思った) 時から、「大谷が借金肩代わり構想」を抱いていたんだろうね。
その構想は現実には不可能と分かっていながら、自らが依存するギャンブルを続ける後押しになったことだろう。
水原は自分に対しても、ギャンブルを続けるための嘘をつき続けていた、といえる。
どうして依存症になるのか
ギャンブルに限らず、依存症になる原因として以下のことが挙げられる。
依存症の約50%は遺伝による
癌の家系に癌患者が多いように、依存症も遺伝の影響をおおいに受ける病気なのである。
もし、あなたのお父上かお母上がアル中だとするならば、あなたがアル中になるかどうかは、これからの人生で五分五分の確立なのだ。← 失神~ @(*_*)@
水原の父も大のギャンブル好きで、1999年に行った自己破産の申請も、ギャンブルによるものとされている。
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水原のような依存症者を出さないために
皆さまも、今回の一件、野球界の至宝大谷翔平が味わった苦悩を目の当たりにして、依存症というものが、周囲にどれ程のダメージを与えるのかを、思い知らされたことと思う。
周囲へのダメージは、人間関係の破壊、暴言、暴力、犯罪とさまざまな形をとって行われる。
もちろん依存症者本人へのダメージも過酷なものだが、それ以上に過酷なダメージを、ともに生活する人々へもたらすのが依存症という病気だ。← 依存症者本人はマヒ状態にあるからね~
構造的な予防
スポーツ賭博やり放題のアメリカに渡って、水原のギャンブル依存症は悪化した。
いや、依存症は不治の病である。
発症前に予防するしか良策はない。
…… と考えた時に、あのパチンコ屋へ引き寄せられていく人々はなんなのだ~
日本でも、カジノを中心とした統合型リゾート (Integrated Resort:IR) の設立を推進する基本法が通って、今にも建設されそうなのはご存知?← ボウヤ―、こっそり来日しそう @(||_||)@
コンビニにズラッと並ぶ酒
自販機でも買える酒・タバコ類
このままでは、日本の人口は減っても依存症は増えるよ ← これぞ地獄 @( ;∀;)@!
そうならないためにも、依存症にかかりにくい街づくりは喫緊の課題といえる。
第二第三の水原を出さないためにも、そうしてそれに巻き込まれる不幸な人々を出さないためにも、私たちは水原問題の根底にあるものを見据え、依存症者を生み出さないための具体的な対策を立てて行かなくてはならない。
末筆ながら、依存症回復のために努力を重ねていらっしゃる方々、ご家族には、心からの敬意を表します。
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