平成令和の歌ウマと昭和の歌ウマ【米津玄師と西城秀樹の歌唱力】

時代が移るにつれ、歌唱法も変化して行きます。そういう中で、その時代の歌ウマの方々は、どのような歌唱法で私たちの心を揺さぶって来たのでしょうか。

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目次

歌唱法の変遷

シンガーソングライター

シンガーソングライター」は、歌も作れて楽器も演奏して、という方々だが、必ずしも歌がうまい訳ではない。← 最初からケンカ売るの止めて~ @( ;∀;)@

「棒読み」というのがあるけれど、まさしく「棒歌唱」というのかな。← @( ;∀;)@ ヒー!
一本調子でのっぺりとしていて、面白くもなんともない歌い方をするシンガーソングライターの方々は大勢いる ← 口は災いの元~ @( ;∀;)@

例えば〇ー〇〇とかは (← 実名出すなー!)、棒歌唱でも自分の作った歌だから、何とかサマになって伝わって来る。
けれど、紅白歌合戦でライブ歌唱を聞いた日にゃあ、想像の斜め上を行く棒歌唱に愕然となってしまった。← こんなことを言っていますが、ご出演いただきどうもありがとうございました。とても楽しめました。@(._.)@

平成令和の男性歌手の傾向

とにかくキーが高い!@(+_+)@
澄んだ高音が印象的で、そこで勝負してくる。← それでもウィーン少年合唱団が一声出せば負ける

いやいや。
最初は綺麗な高音に感動していたのだよ~。

でも、飽きちゃうんだよね。
なぜなら、男性の出す高音って、似たような歌声になるからー。

あんまり高音高音で来られると、終いには「もう止めてくれ~」という気持ちになってしまう。

ビブラート

「棒歌唱」が流行るにつれ、「ビブラート」というテクニックは使われなくなった。
「ビブラート」というテクを極めたのは、言わずと知れた西城秀樹だ!← @(T-T)@ ドドーッ!

しかし、ここに平成令和の歌ウマ米津玄師が現れる。

歌ウマ米津玄師の歌唱はもの凄く心を打つ。
果たして米津玄師はどのような歌唱法を用いているのだろうか

……ということで、平成令和の歌ウマ米津玄師と昭和の歌ウマ西城秀樹の歌唱を聞き比べて行こう。← 頂上決戦だよ~ @( ;∀;)@

米津玄師

どの歌で検証する?わくわくっ!
『Lemon』?『さよーならまたいつか!』@(?∀?)@ ← もう決まっている癖に……

それでは『さよーならまたいつか!』で、米津の歌ウマ度を検証していこう。← わーい!

『さよーならまたいつか!』の全歌詞はこちら ↓ です~@(*^_^*)@

地声の質がいい!

2021.6.17『news zero』のインタビューに答える米津玄師 

米津玄師が普通に語る声を聞いて、その声の良さにびっくりしたね。
心地の良い高さと響きを持っていて、透明度が高い。

クリアなガラスを覗いているような気分と言ったらいいのかな。

対する西城秀樹は、健康的な青年の声を出すんだよね。
中くらいの高さで、こちらはハスキーがかっている。

この程よいハスキーが、秀樹の声にセクシーさを加えるいち大武器と化すのだ。

やっぱりシンガーは声質が良くなきゃ!って当たり前のことだよね~

中音

雑誌のインタビューに答える西城秀樹

【『さよーならまたいつか!』イントロ】

ジャジャジャジャッ・ジャ・ジャッジャジャ ←出だしはチェロでヴァイオリンが引き継いでいく
ジャジャジャジャッ・ジャジャジャ(トゥルルルルル)ダン・← (トゥルルルルル)はシンセで作ったのかな・ダンと打楽器

【1番 Aメロ】
どこからはーるが・めーぐり来るのか・知らずぅ知らずぅ大人ぁになーった「大人ぁに」で微妙に節回しを入れていますね
見上げたさーきには燕が飛ーんでーた・気のなーい顔でー

出だしから、惹き付ける声でうまいね~
米津もリズム感抜群だから、アクセントや節回しにケロケロッと小技を効かせちゃう。

Bメロ

米津玄師 歌唱シーン

いや~、米津によって私たちは、「Bメロ」の意味を思い知らされたね。
「サビ」への期待感を高めるためのBメロだとー。

【1番 Bメロ】
いつの間ーにかーはーなが落ちたーだーれかが私に嘘をついたー
土砂降りでも構わず飛んーでーくーそのーちかーらが欲しかぁったー
ポロンポポ ← 絶妙な間を取るピアノ!

土砂降りでも構わず飛んーでーくー」と上昇する音につられ、胸が高鳴る。

シンヤマザキの描く寅ちゃんがはっしと視線を前に向け、「ポロンポポ」が入るともう、
「サビよ、来い!」っていう堪らない高揚感だ。

ビブラート

西城秀樹 歌唱シーン

米津も入れるんだよ、ビブラートを。← 流石歌ウマ~
秀樹はロングトーンに激うまでビブラートを入れたけれど、米津は合間合間に綺麗に丁寧に入れていく。← 泣いたよ~ @(T-T)@

【サビ】
誰かとー恋に落ちてーまた砕けてーやがて離ーれ離れ・
口の・なーかはたと血ぃが滲んでそーらに唾を吐くー
けー羽根を広げー気儘に飛べ―どこまでもゆけー

特に3行目のビブラートの連打には、
「ヒデキ……」って言いながら泣いちゃった @(;_;)@ ← 米津さんスミマセン💦こんな猿で…

いや~、米津も歌い上げるね~♪
どこまでもゆけー のビブラートが私たちの胸を震わせ、強く後押しをする。

そ・の・と・き・に・よ・ね・づ・が・す・ご・い・のは、
どこまでもゆけー」の「けー」のビブラートを伸ばし切ったところで、「しゃくり」をいれるところ。← かっこいい!

しゃくり とは
1つの音を入れる間隔で、瞬時に音を上げ2音間の音を入れる歌唱法のこと

↑ 秀樹が「自然にそうなっちゃうんですよ」と照れていた歌唱法です~ @(//∀//)@ へへ… ← 自分の手柄みたいに;

つぶし声

米津玄師 全身画像

さらに、

【サビ】
誰かとー恋に落ちてーまた砕けてーやがて離ーれ離れ・
口の・なーかはたと血ぃが滲んでそーらに唾を吐くー

そーらに唾を吐くー」では、歌詞の内容に合わせて、声をざらつかせたね。← 見事なザラメ振り~

秀樹でいう「つぶし声」で、歌唱に効果的な味わいを加える。

巻き舌

西城秀樹 全身画像

2番出だし行きますよ~♪

ポロン♪←ピアノ
しぐるるやーしぐ・るーる町へーあゆーみ入るーそこかーしこで袖ぇ触れるー

2番もね~、米津が思いっきり入って来る時点でシビレちゃうんだけれど、「るるが巻き舌
もう涙もんでうまいよね。

巻き舌の帝王秀樹も、ほっぺたをペチペチさせて「ヒデキ感激!」だ。← このネタ、分かりますか?@(//∀//)@

ファルセット

2018.12.31 第69回NHK紅白歌合戦にて『Lemon』を熱唱

もうね、lastサビは、いろいろ詰め込まれて歌い上げるから勿体ないぐらい。

【lastサビ】
今・恋に落ちて・また砕けて・離れ離れ・←コーラス
口のー中・はたと血ーが滲んでー
そぉらに唾を吐く――――ウウォウウォウウォー

最後に来て、ロングトーンにビブラートを入れ、「ウウォウウォウウォー」と遊ばせながら余韻を持たせる。

今・羽を広げ・気儘に飛べ・どこまでもゆけ ←コーラス
生まれーた日からー私ーでいたんだー知らなーかっただろー
さよーならまたいつかー

さよーならまたいつかーとファルセットで歌い終える。

生まれた日から君なんだから、そのまま君らしく進め、とね♪

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西城秀樹と米津玄師

いやぁ、今回は両巨頭を絡めながらお話しましたが、両者すごいね!
そうして、両者が使う歌のテクニックは実は酷似している

それではお2人の歌を聞いて、今回は〆としましょう。

米津は『さよーならまたいつか!』で、秀樹はなんにする?← ここで選び損ねたらヤバい~ @( ;∀;)@ ←『Y.M.C.A』は出しません。

それではお聞きください。

まずは米津玄師です。『さよーならまたいつか!』

↓ お待たせしました。西城秀樹です。『愛を止めないで』

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