朝ドラ『虎に翼』穂高と寅子・2人の先駆者へ贈る【新しいことができる人間:必要な資質・精神とは?】

日本初の女性法曹となった三淵嘉子さんをモデルに、世間に論争を巻き起こしながら進む『虎に翼』。穂高先生とのバトルも彼女が開拓者だからだこそだ。2人の真意を探りながら、時にトラブルも引き寄せる開拓者の資質について考えよう。はて?

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目次

「自負心」と「世間の思い込みにあらがう力」

寅ちゃん頑張れー!

第1週5話で母・はるから、
「今、お見合いした方がいい。その方が間違いなく幸せになれる。それでも本気で、地獄を見る覚悟はあるの?」と問われ、
ある」とまっすぐはるの目を見て返答した寅子。

寅子が咆えるのは、「名は体を表す」からだよ〜 @( ;∀;)@ ← 寅子の気性も好きな猿子w

第1ラウンド:第8週38話 寅子弁護士を辞める ← なにー⁉

明律大学医務室での穂高先生と寅子

女性の前に立ちはだかる関門を必死にくぐり抜け、法曹界にただ1人の女性弁護士として残った寅子

母校である明律大学の講演を引き受けた際にも、たくさんいた女子部の仲間たちを思い出し、
『もう私しかいないんだ……』とつぶやく

そうして案の定、身重の体で無理を重ねたことがたたり、講演に向かう廊下で倒れてしまうのだ。

倒れる直前に裁判官の桂場から、
「凄い顔をしているぞ。……怒りが染みついている。」って言われるのよ。
既に寅ちゃんは怒っているのよ!
女性への理不尽に!
働くことを目指し努力を重ねた女子部のみんなが、先輩も同級生も、全員働く道を閉ざされたことに!← 猿子もキーボード壊しそうな勢いよ~ @( ;∀;)@ ← 猿子

以下、医務室に様子を見に来た【恩師・穂高先生と寅子の遣り取り】である。← 地雷を思いっきり踏む穂高先生@( ;∀;)@ ← 予告
長いけれど、寅子の「なんじゃそりゃ」が聞きたくて、全部引用しました。← 悪魔;

寅子:実は私、子どもを授かりまして……本当は辛くて辛くて堪らないんです。でも、私がここで頑張らないと。辞めて行った仲間の分もと思っているのですが。

穂高:君、それは仕事なんかしてる場合じゃないだろ。
寅子:はて?
穂高:結婚した以上、君の第一の務めはなんだね?子を産み、良き母になることじゃないのかね?

寅子:お言葉ですが先生、私が今ここで立ち止まれば、婦人たちが法曹界に携わる道が途絶えてしまうことになってしまいます。違いますか?
穂高:んー、そうだね。
寅子:だから私、せめて、出産ぎりぎりまでは働きたいんです。出産後もなるべく早く復帰して、世の中を変えるべく法廷に立ちたいんです。

穂高:いやいや、世の中そう簡単には変わらんよ雨垂れ石を穿つだよ、佐田くん。君の犠牲は決して無駄にはならない。
寅子:つまり先生は、私は石を砕けない、雨垂れの一粒でしかない、無念のまま消えて行くしかない、そうお考えですか?
穂高:人には、その時代時代ごとの天命というものがあっ……
寅子:こうなることが分かっていて、私を女子部に誘ったのですか?私たちに世の中を変える力があると、信じてくださったのではないのですか?
穂高:だからね、また君の次の世代が、きっと活躍……
寅子:私は!今!私の話をしているんです!
穂高:落ち着かないか。あまり大きな声を出すと、お腹の中の赤ん坊が驚いてしまうよ。
寅子:はっ…(苦笑い)…なんじゃそりゃ

穂高先生の、あまりにも見事な鴨ネギっぷりに笑っちゃいかん @( ;∀;)@ ← ヤな猿

寅子の自負

寅子に女子部合格を告げる穂高先生

上記遣り取り、寅子は自分なら石を叩き割れる (=世の中を変えられる) し、穂高先生もそう見込んで、寅子を女子部法科に誘った、と自負しているんだよね。

ところがここで穂高先生は躊躇せずに、君にはできない (=雨垂れ宣告) と言ってしまう。← 元々その程度でしか誘っていないことを、桂場は寅子にほのめかしていたよね。

……という訳で、この遣り取りの後、開拓者 (寅子) と理想主義者 (穂高先生) との間には、深い溝ができてしまうのであった。

開拓者は、このくらいに自負心 (私こそが!と思う心) が強くて良い

ちなみに、「水滴石をも穿つ」の意味は、

小さな努力でも根気よく続けてやれば、最後には成功するという意

2人とも ↑ 使うポイントがずれてるよ~ @( ;∀;)@

第2ラウンド:第14週69話 穂高先生の退官記念祝賀会にて

穂高先生の退官記念祝賀会にて咆える寅子

第1ラウンドから1ヶ月半も経っているのよ~ ← 朝ドラ民としてはいろいろあり過ぎて記憶も曖昧になった頃~

体調が優れない穂高先生は、最高裁判事を辞することを決断する。
その退官記念祝賀会当日に、寅子が花束贈呈役として参加することを知ると穂高は大喜び。← 既に嫌な予感しかない~ @( ;∀;)@

穂高先生の挨拶:……法律を一生の仕事と決めた時から、旧民法に異を唱え、ご婦人や弱き者たちのために声を上げて来たつもりだった。もっと何かできることがあったのではないか。ご婦人の社会進出、新民法のうたう本当の意味での平等、尊属殺重罰規定の違憲性、出がらしもなにも昔っから私は、自分の役目なぞ果たしていなかったのかもしれない。【寅子を女子部法科に誘った時の穂高先生が挟み込まれ、「君のように優秀な女性が学ぶにふさわしい場所だ。」という穂高のセリフ。】
寅子:
穂高挨拶つづき:結局私は、大岩に落ちた雨垂れのひとしずくに過ぎなかった
寅子:怒りに震える
穂高挨拶つづき:でも、なにくそともうひと踏ん張りするには、私は老い過ぎた。……
寅子:花束を多岐川に押し付け、花束贈呈を拒否

ああ~⤵ 因縁の「雨垂れのひとしずく」をなぜここで~

「(私はご婦人の社会進出について)自分の役目なぞ果たしていなかった
イコール
「”君のように優秀な女性が学ぶにふさわしい場所だ”と寅子たちに声を掛けたが、寅子たちはなんの役目も果たせず (=世の中を変えられず) に終わった」と、聞こえちゃうんだよね。

私も女学生たちも「雨垂れのひとしずく(踏み台)」である……としか、寅子には受け取れないのでは?

【祝賀会の廊下にて桂場に思いっきり怒られる寅子。そこへ穂高先生が現れる。】

寅子:① 謝りませんよ、私は。先生のひと言で心が折れても、その後気まずくても
② ……感謝と尊敬はしていました。(先生は) 世の中そういうものと流される辛さを知り、それでも、回りを納得させようと踏ん張る側の人だと思っていたから。
③ 私は、最後の最後で、花束で、あの日のことをそういうものだと流せません
④ 先生に、自分も雨垂れのひとしずくだなんて、言って欲しくありません。

穂高先生:あーはは、はぁはぁはぁ(←じいさま気がふれたか@(◎_◎;)@?的なヘロヘロ笑いが怖いよ~)謝ってもダメ。反省してもダメ。じゃあ私はどうすればいい!

寅子:どうもできませんよ!(穂高に歩み寄って)先生が女子部を作り、女性弁護士を誕生させた功績と同じように、女子部の我々に、報われなくてもひとしずくの雨垂れでいろと強いて、その結果、歴史にも記録にも残らない雨垂れを、無数に生み出したことも。だから私も、先生に感謝はしますが、許さない納得できない花束は渡さない。世の中はそういうものだと流されない。それでいいじゃないですか。以上です。」

ああ、穂高先生は、「あの日」の発言を謝るために、「雨垂れのひとしずく」をわざと使ったのね。← 流石!もの凄く頭のいい人たち同志だね
報われなくてもひとしずくの雨垂れでいろ」と言って、寅子に弁護士を辞めることを勧めた医務室での遣り取りだ。←1ヶ月半前@(||_||)@

寅子は穂高の言葉を振り払うように法曹界に戻って来たが、後の女子部は全滅して「歴史にも記録にも残らない雨垂れ」となった。若かった穂高の理想に乗っかった末にー。

寅子は咆えるのだ。「許さない」「納得できない」「世の中はそういうものだと流されない」と。

開拓者は、世の中はそういうものだと流されない

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「バトンを繋ぐ能力」

第14週70話 和解

寅子の職場を訪れる穂高先生

祝賀会の翌日、穂高先生が寅子の職場を訪れる。

寅子:穂高先生、きのうのことですが…
穂高:すまなかったね。
寅子:えっ⁉
穂高:私は古い人間だ。理想を口にしながら、現実では既存の考えから抜け出すことができなかった。だが君は違う。君は既存の考えから跳び出して、人々を救うことができる人間だ。心から誇りに思う。それを伝えたかった。
寅子:……(中略)…… きのうのことは撤回はしませんが(← ひと言余計な寅子w)、先生の教え子であることは心から誇りに思っています。

冒頭「穂高先生、きのうのことですが…」で、流石に寅子は祝賀会を台無しにしてしまったことを謝罪しようとしたのだと思う。しかしそれは穂高先生によって遮られてしまったが……。

穂高も流石にきょうは「水滴穿石」のたとえは出さなかった。
が、「君は既存の考えから跳び出して、人々を救うことができる人間だ」と言い、寅子が開拓者であること、石を割ることができる人間であることを認めている

穂高:良かった。最後に笑って、すっきりした顔でお別れできそうで。…… 佐田くん、気を抜くな。君もいつかは古くなる。立派な出がらしになってくれたまえ。
寅子:はい

やっと寅子は納得したようだ。

穂高も開拓者であり、寅子は更に先を行く開拓者である。

開拓者は、開拓のバトンを繋ぐことのできる人間である

↑ ちょっと「水滴穿石」っぽいけどね @(||_||;)@ ← 混乱するから止めて

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社会で奮闘中の寅子に立ちはだかる苦難は現代と一緒です ↓ 穂高先生もお読み下さい~@(*^_^*)@

タイトルに使われていることわざについてはこちら ↓ です @(*^_^*)@

寅子の愛唱歌『モンパパ』についてはこちら ↓ ですわ @(*^_^*)@

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