秀樹スタジアムライヴ『BIG GAME’80』で歌われた洋楽カバー曲をガッツリ聴こうじゃないか第1弾です。アルバムでは、再結成されヴォーカルにグラハム・ボネットを迎えたハードロックグループ「レインボー」から3曲もカバーしています。余程のお気に入りだった感~。
『Eyes Of The World』
『Eyes Of The World』は1979年にハードロックバンド「レインボー」がリリースしたアルバム『Down to Earth』に収録されている。
レインボーは目まぐるしく編成メンバーを組み替えていたが、この時ヴォーカルを担当したグラハム・ボネットの熱量と迫力は圧倒的。
各小節の頭ごとに叩き付けるように歌唱していくグラハムのヴォーカルを、よもやカヴァーしようなんて人は現れるまい。
……というところで、BIG GAME’80 が始まるやいなや、オープニングであっさりと秀樹がカヴァーした~ @( ;∀;)@ 流石!我らが秀樹!
しかもグラハム好きの秀樹はBIG GAME’80だけで、3曲もグラハムをカヴァーしているのだ @(◦_◦)@ ← 白目
球場でガンガンすっとばす秀樹のパワフルな『Eyes Of The World』を、きょうは聴いて行こう!← ドジャーズ大谷は球場でガンガン打ちまくれ~!← どさくさ
オープニング
1980年7月18日、6時45分、日暮れが遅いので球場の空はまだ藍色に暮れ残っている。
いよいよBIG GAME’80の開幕だ!
バッグボードが各色にイルミネーションを放つ中、列をなすオープンカーの白い梯子の最上段に、宇宙服をまとった秀樹降臨。
そのまま球場をぐるっと一周するにつれ、
「ヒデキ―!!!」の大歓声が耳をつんざく~!
この後、巨大な鳥に乗り、空からもファンにアプローチするからね。← しょっぱなから規格外の演出だ〜@(//∀//)@
……と始まるんだよ~、あの『Eyes Of The World』のスペーシーでありながら不穏なイントロが @( ;∀;)@!← 不穏言うな~
主役がガッと登場するオープニングは、イントロ命だよね。
イントロは、主役が登場する間を持たせる尺があって、しかもカッコよくなくちゃ!
この『Eyes Of The World』は、イントロにレインボーと同じ英国出身のホルストの作品『惑星』から、第1章の『火星』を引用している。← スペーシーなメロディが耳について離れない~ @(>∀<)@
……と、改めて銀色に光る宇宙服そのものの秀樹の衣装も納得が行く。← こういう直球的なとこがいいんだよね~、愛してるよ~
ロック
レインボーの場合は、シンセの不穏な(不穏言うな~;)イントロを上げていって、「(ン)タタ」とドラムが打ち切るように入り、突然のヘビーなロック演奏に切り替わる。← その後はグラハムのがなりっ放し歌唱だ~@( ;∀;)@
秀樹の場合は、マイク到達までにもうちょっと時間がかかるので、巧みなギターがイントロを繋ぐ。← ギターは伊丹雅博 ( in バッグバンド『鈴木武久とアルバトロス』)。ワンダホ―!
【Aメロ】
暗ー闇ーの中でー 何かが動ーいてー
抑えつけ・ようとすーるー
確かに・俺をーー
ギャー!完全にロック歌唱入ったー!
秀樹も最初っから声量をめいっぱい上げて「ようと」でぐしゃっと潰し声。
「俺をーー」で強烈なビブラート。
しかも、赤いスタンドマイクを鷲掴みにして、胸を反らして歩き出す姿がアメリカンロックスターそのものなのだ。
わしらも最初っから拳を突き立ててスタンドアップでしょー✊@(//∀//)@
持ち歌化
Bメロに突入すると、恐ろしいことが起こるのだ。
秀樹、定位置にマイクを着地させ、スタジアムに真正面から対峙して、
【Bメロ】
タタタタタタタタタ(ドラム:四ツ田ヨシヒロ)
チャ―ン・チャンチャンチャ―ン(ギター/ベース:伊丹雅博/入江寛)
それを・振りー切りー
チャ―ン・チャンチャンチャ―ン
おーれは行く・のーさーー
チャ―ン・チャンチャンチャ―ン
世界のうーずのなかへーー
in the eyes of the world
↑ 秀樹、体を沈みこませ、左ひざをつき右ひざを立てて、スタンドマイクを頭上に掲げる!!
これを、「in the eyes of the world」のフレーズ歌唱時は毎回やっちゃう。
ここに至るや、力強い歌唱といい、身のこなしといい、完全に秀樹の持ち歌化してしまう『Eyes Of The World』。
めちゃくちゃこなれているのだ。←オープニングから既に”宴たけなわ”感あり @(//∀//)@
スポンサーリンク
日本語歌詞
★ @(*^_^*)@ ↓こちらが『Eyes Of The World』の歌詞(日本語訳付き)です~
上記歌詞を読むと(@(//_//)@←この人が読んだのはもちろん、日本語訳の方です;)、『Eyes Of The World』は戦争を含めた世界への反発を歌っている。
欧米には、徴兵制もあり現在進行形で戦争も行われ、そういうものに対する「反抗というメッセージ」があるからだ。
それに対し、日本には上記のような体制はないので、日本の聴衆に訴えかけるにはこの歌詞はそぐわないといえる。
そこを秀樹は、日本語歌詞に訳した際に、「全ての混沌や抑圧を振り切り世界へ飛び出して行く」という希望を表出した内容に変えている。
そう、ヤングマンのようにー。
こうして見て行くと、秀樹の行った日本語訳の目的は、英語の内容を私たちに分かり易くした、というだけに止まらない。←リスニング力低くてスミマセン~@(T_T)@
歌詞の内容を、より日本人ファンに届けたいメッセージへと変えているのだ。
そうしてBIG GAME’80 の開幕を告げるこの1曲の、秀樹の爆発感、驚異的なかっこよさ、歌唱力、希望のメッセージ全てが、ものすごい高揚をともなって球場中に響き渡るのだった。
……という訳で、洋楽カバー・シリーズも開幕しましょうかっ!← えっ?シリーズ化するの~@( ;∀;)@?←初耳
西城秀樹、BIG GAME’80のオープニングで『Eyes Of The World』。
ダダダ・ダ・ダ・ダ・
ダダダ・ダ・ダ・ダ・
ダダダ・ダ・ダ・ダ・ダーンのかっちょいいアウトロ(=後奏)もお聞き逃しなく~!
↓1980.7.18 秀樹 in 後楽園球場(イントロは2:45~始まります。)
↓ こちらがグラハム・ボネット(←4オクターブ出せるんだって~@( ;∀;)@)の『Eyes Of The World』です~♪(YouTubeで見るをタップして下さい)
★ ↓ 秀樹にカヴァーして欲しかった洋楽№1について書いてあります~
☆ King Crimson(キング・クリムゾン) の伝説の『Epitaph (エピタフ)』↓
↓ この記事を気に入っていただけましたら下のフィンガースナップ♥をぽちっと押してくださいませ。なな猿くんのランキングが上がります。
@(_ _)@ 応援してくださるととても嬉しいです☆
コメント