【秀樹の圧倒的な憑依歌唱】哀しい女もカッコよく!西城秀樹『ジプシー』

西城秀樹の隠れた名曲を揚げよ!と言われたら迷わず『ジプシー』です。エキゾチックな曲想と秀樹の熱い歌いっぷりが見事に絡み合って、聴き応えのある楽曲となっております~

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目次

『ジプシー』

『ジプシー』歌唱シーン

秀樹のガールシリーズ3曲が終わり、熱い秀樹に飢えていた私たちにガツンとリリースされたのが『ジプシー』だ。

1981年12月20日にRCAから発売された西城秀樹40枚目のシングル曲
秀樹26歳。

作詞:森雪之丞
作曲:鈴木キサブロー

「ジプシー」とは、中東欧 (ウクライナの西側と接している諸国) を中心とした、流浪して暮らす民のことを言う。
エキゾチックな衣装を纏い、歌や踊りを好む。
女はタロット占いをする。← 来た〜!

ジプシーという民族自体に、刹那的な響きを感じさせるものがある。

女ジプシー

タロットを操る黒革の手袋

今回秀樹は、情熱的な女ジプシーとなって歌唱する。

秀樹は、男側からでも女側からでも歌唱できるのだが、全篇女として歌唱する楽曲はそう多くはない。
多くはないが、女性に憑依して、その恋情の激しさ、切なさを歌わせたら、秀樹に並ぶ者はいない
それこそ逸品なのだ!

秀樹ったら、黒革の手袋をしているのよ~
タロットカードを操るからだと思う~ ← 怪しさ満点~占われたい~ @(//∀//)@ ← 死神カード出されそうw

『ジプシー』の全歌詞はこちら ↓ にあります @(*^_^*)@

恋のジプシー

この女ジプシーは、どうも情の薄い男にばかり惹かれてしまうようなのだ。

重い音のドラムとベースが
ダダダダダダダダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダダチャンチャン・と打ち込まれる中、シンセサイザーが
チャラララララーン・チャラララララーン と緊張感を高めるメロディを刻み、

【1番 Aメロ】
気まぐれな・ら・もぉっとあ・ま・く嘘をくださ・いー
一夜き・り・の・恋を・う・た・う・
女になりたい・か・らー
さぁっきか・け・た・電話のひ・と・今は忘れ・てー
ジンのように・優しく・酔わせ・て・みてー

@(>▱<)@ あ゛ー!もうっ!ダメダメダメッ!
↑ 女の悪いところを洗い出したら赤字だらけになったじゃない!

この男は、「気まぐれ一夜きりで他にがいる

そんな男に女ジプシーが言う言葉が、「」でいいからジン(強い酒)のように」「酔わせて」……なんか~い⁉

しかしこの内容を秀樹の縦乗り歌唱 (スタッカート気味だがぶつ切れにならず、要所にパンチを効かせた歌唱のこと) に乗せると、妙にかっこいいのだ。← ジプシー女、王道の生きざまかも~ @( ;∀;)@

要所での決めっぷり

かっこよさのポイントはこれだ!
要所でのポーズと歌唱の決めっぷり
シビレル程に決めてくれる。

ダンス

パパッパ・パ♪

まずは、上記1番Aメロが終わるやいなやのダンス。
「パパッパ・パ」のトランペットに合わせて、両手を開き、右膝を左膝の前に上げて、交差させるようにするダンスを鮮やかに決める。

動きに合わせて秀樹の腰にひねりが入るところが何とも~ @(/ω\)@ ← そこ見ると思った…

歌唱

♪お願い!

全篇、迫力のパンチ歌唱な上に

【1番サビ】
朝・で・あなたの・胸で踊ぉればー潰し声ビブラート
悲しい・恋が・始まるわ・きぃっとービブラート
お願い・それでも・帰さ・ないと・言ぃってーー

この3行目の「お願い」から始まる懇願のくだりで秀樹は、「(帰さ・ないと・) 言ぃってーー」と強烈なビブラートをかけながら、両腕を抱きしめるように交差させ、自らの体をキューッと締め付けるのだ。

身もだえ~
もうダメ~
女ジプシーの気持ちが入り過ぎ~ @( ;∀;)@

【2番サビ】
お願い・それでも・さらう・ように・抱いてーー ← 止め・てー @(//∀//)@

罪にゆめと ※送り仮名ぁをふぅるのー

↑ 悲惨過ぎる当て字;
まるで、破滅に向かう自分の姿に陶酔しているかのようだ。

これら全てをバシッバシッと決めながら歌唱していく秀樹の姿は圧巻だ!

※正しくは「送り仮名」ではなく「ふり仮名」です。← 秀樹も作詞家 森もご承知の上

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タロット占い

第32回NHK紅白歌合戦にて『ジプシー』を歌う秀樹

更に追い打ちをかけるのが、タロット占いだ ← もうお腹いっぱいですがぁ?@(゚∀゚)@

【2番 Aメロ】
あなたのこと・占ぁったら・と出たけぇどぉーー
次のカード・めくれば・
にぃなるー

ヒー @( ;∀;)@ もうカード占い止めなよ~

…… と、男やカードに翻弄されながらも、愛に生きるしかないジプシー女。
そういう女ゆえの魅力を堪能できる楽曲となっている。← 秀樹のキレがいいからね。

余談になるが、秀樹が鮮やかに描き出したジプシー女は、現世においても力を発揮し始めたかのように、『ジプシー』を歌う秀樹にはハプニングが多かった

1番は何と言っても、第32回NHK紅白歌合戦においてだ。
歌い終わりに秀樹がマイクアクションをしようとしたら、マイクコードが絡んでできなかった、というエピソードがある。← @(||_||;)@

その他『ジプシー』では、やたらと歌詞を忘れることが多かったような……

…… ということで、ご用意した動画も ↓ このような具合になりました~💦
それでは行ってみましょう。
西城秀樹で『ジプシー』です。どうぞっ!

レッツゴーヤングより

↓『ジプシー』は、欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)さんが1982年に発表した歌『熱情的島嶼(情熱的な島)』でカヴァーされています。← 佳曲ゆえのカヴァーね〜

秀樹が場末の女に憑依して歌った『あなたと愛のために』はこちら ↓ です~ @(*^_^*)@

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