西城秀樹の声質と乗り出したら止まらない『ロスト・イン・ハリウッド(ハリウッドで迷子)』【BIG GAME’80 HIDEKIより】

さて、BIG GAME’80の2曲目もレインボー、グラハム・ボネットのカヴァー。……って、向こう見ずな秀樹です。このライヴ最後まで持つのでしょうか?というくらいに炸裂していますね!

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目次

 『Lost in Hollywood』

(時計回りに)キーボード:ドン・エイリー/ベース:ロジャー・グローヴァー/ギター:リッチー・ブラックモア/ドラム:コージー・パウエル/ヴォーカル:グラハム・ボネット

『Lost in Hollywood』も、1979年にハードロックバンド「レインボー」がリリースしたアルバム『Down to Earth』に収録されている。
この乗り乗りの『 Lost in Hollywood』が、アルバムの1番最後に収録されている理由が分からな~い。
…… という訳で、やっぱり秀樹はライヴの2曲目に持ってきた。← 気が合ったわ~ @(/ω\)@ ←たまたま

全篇ドラムが前面に出て、8ビートを刻みまくる『Lost in Hollywood』。
これで乗れなかったら人間止めます!@( ;∀;)@ ← 猿だし

またグラハム・ボネットがいいとこでガゥッと口を開けて(← 歯医者でめいっぱい口を開けている状態よりも開くのさ~ @( ;∀;)@)、シャウト気味にロングトーン(声を長く伸ばして歌う歌唱法)を決めるとこが気持ちいいんだよね~

歌唱

歌唱風景

(ドラム演奏に重ねて)
ドド―――――ン!
ババババーーーーン!←打ち上げ花火よー @( ;∀;)@早いっ!盛り上がりが早過ぎるっ!たーまやー!
【Aメロ】
手ー紙ー・が欲ーしい いーま直ぐーにでもぉぉ
必ずー
どーこかー・にお前が― 行ぃってしまい
そおぉぉ←かます秀樹
会いーたいー

【Bメロ】
(ン)わーかーれーのーとーきー お前のかーおーにーはー・涙がー
ひーかーぁっていーたー おーれはー気ー付ーいてたー

Bメロで秀樹は低音に移行するのだが、ガラッと声質が変わるのが秀樹。
艶やかな”烏の濡れ羽色”の低音へと。
これが秀樹の整数次倍音というやつだ。
(※整数次倍音……艶やかな、耳に心地よい響きのこと。因みに秀樹のハスキーボイスは非整数次倍音に分類される。)

【サビ】
ロストインハリゥッドーーーー(強烈なビブラート)

ロックって、最後の決めフレーズが、JAPANでいうサビのことが多いよね。
ここはもちろん、思いっきりかまして、潰し声入り、シャウト気味に決めるのだー!← 当時の日本でできる秀樹が驚異的~@(//_//)@

あ、スタンドマイクも掲げて決めています。← 付け足し気味に言うなー!

多彩な声質

歌唱風景

秀樹とグラハム、2人の歌唱を聞き比べると、秀樹が声量で押される訳はないのだが……、グラハムおやじの厚い壁のような発声はもう化け物だからね〜 ← もはや特級呪霊 ← 失礼でしょ

しかし秀樹には、声量もある上に、上記 ”七色の声質” があるのだ。← オシャベリNana色の声質 @(//∀//)@?← どついて;

グラハム4オクターブといえども、大概のヴォーカルの声質は単一で、極端に言えば一本調子になる。

ところが秀樹は、「整数次倍音(上記)」
「非整数次倍音(ウィスパーボイスやシャウト時のかすれ声・潰し声)」
「泣き節」
「セクシーな味つけ(ア- – -ン)」などといった非常に多彩な声質を総動員して1曲を歌い上げるのだ。

秀樹の歌唱は飽きない、心に迫る、というのは、こういった声質の多彩さ故であることも多い。← これを意図的に行えたのが故美空ひばり。←遂に登場っス@(T-T)@

秀樹は生来の声質と、努力によって獲得した声質との融合体といえよう。

間奏

走っている途中で滑って転んでしまうことも~

秀樹の演出力は最高・最強だ!

レインボーでは間奏で、ドン・エイリーのキーボード・ソロが入り、
それを受けてリッチー・ブラックモアがいよいよ登場、キレキレ状態でめちゃくちゃカッコいいギター・ソロをかます。

秀樹 in スタジアムでは、長い長いギターソロの間に(←伊丹雅博さま、芳野藤丸かも?分かりません。スミマセン💦とにかくお疲れ様です!@( ;∀;)@)、秀樹が球場中を駆け回るのだー。
例によって秀樹が雨を降らせた(←雨男[涙])ために、滑るのだー!

2曲目でこれだよ?@(//∀//)@ やんややんや♪

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歌詞

秀樹 絶品のマイクさばき

『Lost in Hollywood』の全歌詞はこちら ↓ です~

さて、英語版と日本語訳とを見比べると、この楽曲は元歌にそった翻訳がなされている。

なんせ当のレインボーも、一時期流行った中世趣味から、その内容を、恋愛などのより親しみやすいものへと転換させた時期だったからね。

歌詞の趣旨は、「ロックンロールで一旗あげることを諦めきれない俺が、彼女から遠く離れたハリウッドの地に止まり続ける」というものだ。

幾ら乗れる楽曲でも、恋愛ものでその歌詞が聴き取れないというのは、伝達・理解という意味において致命的だ。← リスニング力が……ね…@(T_T)@ アイムソーリーひげそーりー(←アホレベル💦)
だから、秀樹の日本語訳は必須だったといえる。

しかし日本語訳では、「Drinking 酒」や「sirens サイレン」「gun 銃」といった物騒な単語は使われていない。
彼女との距離感を、「手紙(が欲しい)」という日本語表現に置き換えたのも見事だった。

それでは、花火をぶっ放して行きましょうかっ!
西城秀樹で『Lost in Hollywood』。どうぞっ!

1980.7.18 秀樹 in 後楽園球場

……となれば~、レインボーの『Lost in Hollywood』です。どうぞ!

★ @(*^_^*)@ 秀樹の洋楽カヴァー関連の記事です!
King Crimson(キング・クリムゾン) の伝説の『Epitaph (エピタフ)』↓

Ricky Martin(リッキー・マーティン)『Livin’ La Vida (イカレるほど夢中)』↓

RAINBOW(レインボー)『Eyes of the World (世界の眼差し)』↓

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