【親の介護と相続】介護の後の相続がもめないように、親として最低限やっておきたいこと

2023年10月18日2024年12月15日

遺産相続で焦点が行きがちなのは、相続する側、つまり子どもの立場からの見方です。しかし遺産は、親が築いて保有していた資産です。ここでは親の立場になって相続を考えてみましょう。

親は子ども全員に何らかの資産を分け与えたい

私も3人の男の子を持つ母親です。← おー嫁サンバー🎶

自分の資産の相続について (← 資産と呼べるほどのものは持っておりませんが ← 皆さまお察し) ふと考える年齢にもなって来ました。
そんな私が3人の子どもたちへの相続を考えた時、私は率直にこう思います。

3人のこどもたちそれぞれに、何かしらの資産を分け与えたい

THE 親心～ @(T-T)@
親とはこういうもの、だと思います。

介護を担ってくれた子どもには多めに分け与えたい

しかし介護が絡んだ場合、私の両親もそう公言していましたし、私自身も思うのは、以下のことです。

介護を担ってくれた子どもには多めに分け与えたい

それは、私の両親が常々言っていた、以下の理由に拠ります。

（介護を含め）親を看取るのは大変なことであるから

今は介護が特に注目されています。
けれど、そもそも親を看取ることは、子どもにとって心身ともに大きな負担を抱える大仕事です。
この大仕事を成し遂げるためには、相当の覚悟を必要とします。

相続を意識した際に、親として最低限やっておきたいこと2つ

更に、親の立場で強く思うことは以下のことです。

遺産相続で、子どもたちが仲たがいすることがないようにしたい

@( ;∀;)@ うちら姉妹はしちゃいましたけれどね～
それだけ、介護が絡む遺産相続って難しいんですよ～
わ～、ごめんなさい！← とにかく謝りたい気持ちが

★ 私たち姉妹の荒れた遺産相続につきましてはこちら ↓ をご覧ください。← すかさず紹介すな～ @( ;∀;)@

介護費用を明確にしておく

介護費用は、総資産とは別に確保して明示しておく必要があります。

介護に使う費用を明確にしておく

介護費用は、多めに確保します。
なぜなら病状によって、いくら迄膨らむか？が見えないからです。

そうして、以下のことは非常に重要です。

介護費用が残った場合は、残額は介護した子どもに与えるように明示する

介護費用を別途明示しておかないと、介護をしない子どもたちは以下のように考えて行動してしまいます。

全てを相続できる資産と考えて、資産が減らないように行動する

上記は、介護する立場の子どもを介護費用面でも圧迫することに繋がります。

また、介護にかかる費用は、自宅で介護をした方がぐっと抑えられます。
「介護費用を抑えながら自宅で介護をする子ども」の励みになるように、仕向けていきたいものです。

我が家の場合

【突然の介護】
父は、ペースメーカー性脳梗塞を起し、ある日突然倒れました。
一命は取り留めましたが、お医者様からもケアマネジャーからも、「自宅での介護は無理である」と言われます。
突然のことだったので、施設を探す余裕もありません。
そこで、周辺施設でも最も高い介護老人保健施設に入居することとなりました。← 高いとこほど空いてる理論 @( ;∀;)@

【姉の危惧】
突然のことで、姉も驚きました。
第一声、私に、
「介護費用（＝父の預金）を使い込まないで！」
などと詰め寄ります。ヒーッ！← 怖いわ、おねえさま @( ;∀;)@

【相続】
父が死去すると、母が存命中に相続が行われました。
姉は、父の預金残額全部を相続しました。← 母の介護費用で更に削られないようにするため。